ベンケイソウ
セドゥム(マンネングサ)
Sedum aizoon var. floribundum
セドゥム・アイゾーン(変種)フロリブンドゥム
( Null )
日本、カムチャッカ、シベリアに分布
多年草
キリンソウは、日本の山地からカムチャッカ、
シベリアに分布する。太い根を持った多年草である。
花は黄色でゆるやかな集散花序につき、6~9月に開花する。
基本種との違いは、よく分枝することと、
葉幅が広いことである。
基本種 Sedum aizoon
(セドゥム・アイゾーン) の和名はホソバノキリンソウで、
シベリアから日本まで分布する太い根を持った多年草である。
花は黄色で径約1.4㎝になり、径3~10㎝の円錐状集散花序をつくる。
開花時期は7月である。
マンネングサ属は、北半球の温帯から暖帯に広く分布し、
オーストラリアとポリネシアを除いて、北限はグリーンランド、
南はアフリカ中部におよび、約400種があるといわれている。
一般に岩礫地に生え、地理的な変異が大きい。
日本にも約17種と多数の亜種、変種が自生し、地理的な変異の大きい
キリンソウなどは産地名を付してテカリダケキリンソウ、
エゾキリンソウなどとよばれることがある。
マンネングサ属は、多年草、一年草あるいは越年草で、
根茎は普通ないが、あっても近縁のイワベンケイ属のように鱗片葉はない。
葉は単葉で幅1.5㎝以上で無柄で全縁または不規則な鋸歯縁となり、
多くは互生するがときに輪生まれに対生するが、
基部は互いに合着することはない。
花は両性で長さ1㎝以下で頂生または側生の集散花序かまれに総状花序につき、
ふつう5数性であるが、
まれに3,4,6数性となる。
花序には葉状の苞がある。花弁は萼片とともに離生するが、
ときに基部のみ合着する。
花色は濃黄色、白色、紅色、青色などがある。
雄しべは花弁の2倍数あり、内外に2輪に配し、
外輪のものは花弁と対生し、内輪のものは花弁と互生する。
葯は花糸に底着し、裂開する前の葯は濃紅紫色か濃黄色である。
雌しべは花弁と同数あり、ふつう基部から下半分にかけて合着する。
子房の背側基部に密腺があり、腹側の一部がふくれるものは心皮が斜上し、
果時に袋果を上から見ると星状に見える。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
本属の仲間は、
マンネングサ 、
マルバマンネングサ 、
メキシコマンネングサ 、
モリムラマンネングサ
などを掲載している。