シジミバナは、中国原産の落葉低木であり、
日本でも古くから栽培されている。
和名は、花の形がシジミ(蜆)の内部に似ていることによる。
高さ1~3mで、地ぎわから真っ直ぐな枝を伸ばし、
立性の株立ちとなる。
花は径10㎜ほどの白色重弁で、
4~5月に3~10個が腋生の散形状に開花し、
長さ約2㎝の小花柄がある。
花が美しく強健であり、古来庭木または切り花用に利用されている。
シモツケ属は、北半球の温帯から亜寒帯に広く分布し、
80~100種が知られている。らず、高さ1~3mの株立ちとなる。
葉は単葉で互生し、楕円形、披針形、卵形などで鋸歯縁で短い葉柄がある。
花は小さく、白、桃または淡紅色で、散房花序または円錐花序につき、
4~9月に前年枝に腋生するか新梢に頂生する。
萼片、花弁、雌しべはふつうそれぞれ5個で、
雄しべは15~60個ある。果実は袋果である。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
本属の仲間は、
コデマリ 、
シモツケ 、
ユキヤナギ
などを掲載している。