NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名セイヨウクモマグサ(西洋雲間草)
園芸(流通)名クモマグサ(雲間草)
別名ヨウシュクモマグサ(洋種雲間草)
科ユキノシタ
属(和名属)サクシフラガ(ユキノシタ)
学名Saxifraga rosacea '***'
ラテン語読みサクシフラガ・ロサケア
ラテン語読み   (園芸品種) '***'
英名Irish saxifrage
原産・分布地園芸品種(親種はヨーロッパ原産)
園芸上分類常緑多年草


 セイヨウクモマグサは、ヨーロッパ原産の S. rosacea (S.ロサケア)を親種とする園芸品種の常緑多年草である。
 花色は白色または淡紅色である。

 本種は、クモマグサで流通しているが、和名がクモマグサは、 S. merkii var. idsuroi (S.マーキー(変種)イドゥスロイ)であり、 本州の高山の岩礫地に生える高山植物であり、両種は区別する必要がある。

 本属の仲間は、  クモマグサ 、  ジンジソウ 、  ユキノシタ
 を掲載している。

 ユキノシタ属は、約300種以上からなり、 非常に変異の多い植物として知られている。
 多くは多年草であるが、一、二年草も少数ある。 ほとんどが北半球(とりわけヨーロッパやヒマラヤを含む中央アジア高地) の温帯から周極付近にかけての山地や岩場に分布し、 一部が南アメリカのアンデスにおよぶ。
 日本には、ユキノシタやダイモンジソウなど数種が分布する。
 ごく小形の植物で多くはロゼットを形成し、 クッション状あるいはコケ状に群生することが多い。
 また、周極地域の雪線付近や気象の変化をまともに受ける 高山の岩場に生えるものがあるように、 きびしい気象条件によく耐えて生育するものが多い。
 葉は単葉であるが、しばしば深裂し、ときに3出葉となり、 互生または根出しまれに対生する。
 葉に腺があっても、腺毛や腺点となり、近縁の Bergenia (ベルゲニア属) のように小穴状の腺点にはならない。
 花はふつう5数性であるが変化もあり、放射相称または左右相称である。

 少数~多数の花が集散花序につき、総状、 円錐状などを呈するが、ごくまれに葉腋に単生する。
 花色は白色が多く、しばしば紅紫色の斑点を有し、 ときに黄、桃、赤色などがある。
 萼片は離生、または基部が子房に合生して萼筒を形成する。 花弁は同形または不同形である。雄しべは10個で内外2輪に配する。
 花糸は線形で、しばしば上部が膨大する。葯は2室である。 子房は2心皮からなり、上位または中位で2室である。
 心皮は花柱を除いて合生するか、基部のみ合生する。種子は多数である。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )]


1枚目画像撮影日:2006.03.11
2枚目画像撮影日:2005.03.05
3枚目画像撮影日:2006.02.18

2015.05.09 First making day [3s/34se/184500]
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