ツルボは、日本各地、朝鮮半島、中国に分布する多年草である。
草丈は20~40㎝で、地中に黒褐色の外皮に包まれた卵球形の鱗茎がある。
葉は花期にあるものとないものがある。葉形は線形で内側がくぼみ軟質で厚い。
花は花茎の先端に総状に多数つく。花色は淡紫色で、
花弁は外花被片と内花被片それぞれ3枚ずつである。
開花時期は、8~9月である。
画像(右上)は、野の調べさんが、「秋色Ⅱ」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 ヒガンバナの傍で見つけました。ツルボです。
タムラソウかなと思っていたら、ツルボでした。初めてみました。
細長い葉の間から花茎を伸ばし,
穂のような総状花序をつけ淡い紫色の花をたくさんつけています。』
シリーズで送ってくれた、「
秋色Ⅰ(ヒガンバナ) 」 、「
秋色Ⅲ(ジュズダマ) 」 の花たちもある。
本属の仲間は、「オオツルボ」とよばれる
シラー・ペルビアナ や
シラー・ヒスパニカ 、
シラー
などを掲載している。
【追記】
ツルボ属は、APGⅢ
でリユリ科から分離し、キジカクシ(クサスギカズラ)科
(キジカクシ(クサスギカズラ)目)のツルボ亜科に変更になった。