NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名ナガバノモウセンゴケ(長葉の毛氈苔)
園芸(流通)名
別名
科モウセンゴケ
属(和名属)ドロセラ(モウセンゴケ)
学名Drosera anglica
ラテン語読みドロセラ・アングリカ
英名English sundew , Great sundew
原産・分布地北アメリカ北部・東部、ヨーロッパ全域に分布
園芸上分類食虫植物

 ナガバノモウセンゴケは、北アメリカ北部・東部、 ヨーロッパ全域に分布する食虫植物である。
 食虫植物の葉は、表面にマッチ棒状腺毛を多数もち、 腺毛の先端は多数の整列した外分泌細胞群と内分泌細胞群からなって
大きくふくれており、内部中心部あたりで維管束木部につらなっている。
 分泌冠の表面は自ら出す消化酵素で損傷を受けないように かたいクチクラでおおわれている。細胞間隙から粘液を出し続け、
小動物を粘着して捕える。小動物を捕えると、物理的、 化学的刺激で活動電位を生じ、細胞膜の電気的変化が引き金となって
外表面と内表面の膨圧の変化を生じ、一方、 インドール酢酸による細胞の伸長も加わって、
10~15分で柄部分を湾曲させ獲物を四方から押さえ込むように動く。
 さらに同様の仕組みで葉身自体も湾曲し、 15~20分で獲物を包み込んでしまう。
 捕獲が完了すると、分泌細胞はプラズマレンマが部分的にこわれ、 消化酵素ペルオキシターゼ、エステラーゼ、
酸性フォスファターゼなどを分泌して消化作用を行う。

 画像(右上)は、野の調べさんが、「尾瀬Ⅱ」のタイトルで、 次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
 『 続きです~。私が今回一番驚いたのは、 ナガバノモウセンゴケでした。
  木道を歩いて行き、フト足元に目をやると 一面のナカバノモウセンゴケでした。
  ナガバノモウセンゴケは高層湿原に自生する食虫植物です。 葉の上部には腺毛とよばれる、
  粘着物質を出す毛があり、小さな昆虫を捕らえます。 日本では尾瀬と北海道に自生が見れるそうです。
  来月には花茎が伸び白い花がつきます。 半日花らしいのですが、いつか観てみたいものです。』

 ほかに「  尾瀬Ⅰ (ミズバショウ)」 、「  尾瀬Ⅲ (サンリンソウ)」 のタイトルの花もある。

  本属の仲間は、  モウセンゴケ  を掲載している。

画像投稿日(投稿者:撮影地):2009.06.23 (野の調べさん:尾瀬[福島県南会津郡・ 新潟県魚沼市・群馬県利根郡])

2015.07.07 First making day [5n/51na/220100]
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