ヒルガオは、日本、朝鮮半島、中国の温帯地域に分布する多年草である。
葉は長いほこ形で側裂片は小さい。茎はつる性で、
日射の強い場所でよく繁茂する。
花は淡紅色で、朝に開花し夕方までしおれない。
開花時期は、7~8月である。稔性は低い。
ヒルガオ属は、世界の温帯から熱帯地域に約25種が分布しており、
日本にも4種が自生する。
つる性、ほふく性で地下茎がよく発達した多年草である。
葉は有柄で互生し、全縁または切れ込みをもつ。
花は腋生で、ふつうは単生する。大きな苞が2個あり、
萼を完全または部分的におおう。
萼片は5個である。花冠は鐘状~漏斗状で、
白色または淡紅色で、5条の曜部がある。
雄しべは5個で、花筒の基部につく。
花粉は滑面型散孔性である。
子房は1室または不完全2室で4胚珠をもち、
花柱は1個である。柱頭は2裂する。
果実は蒴果である。よく似た
セイヨウヒルガオ属 は、苞が小形である点で本種と区別される。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
本属の仲間は、
コヒルガオ 、
ハマヒルガオ
を掲載している。