リーガース・ベゴニア
シュウカイドウ
ベゴニア(シュウカイドウ)
Begonia × hiemalis
ベゴニア・ヒエマリス(交配)
Winter-flowering begonias
交配種の園芸品種
常緑多年草
ベゴニア・エラティオールは、交配種の園芸品種である。
本種は、1883年にヴィーチ社のヒール氏が、
B. socotrana に
B. × tuberhybrida
を交配して育成した品種を発表したのが最初で、
その後ヨーロッパで盛んに育成が行われ、多数の園芸品種が生まれた。
それらの園芸品種のほとんどが
B. × tuberhybrida × B. socotrana
の組合せで交配が行われ、その逆交配の組合せは不稔になる。
当初、ヴィーチ社が、1907年に「エラティオール」
( Eiatior )の名前として発表し、
これがこの系統を代表する名前として使われるようになった。
その後1955年に西ドイツの育種家リーガー氏が園芸品種
リーガース・ロイヒトファイアーを発表し、
その後次々と多くの園芸品種を育成した。
とくに赤色で一重咲きの品種は「リーガース・エラティオール・
ベゴニア」とよばれて人気を呼び、また同様な系統の園芸品種が
「リーガース・ベゴニア」とよばれた。
エラティオール・ベゴニアは、園芸品種により
大輪花の球根ベゴニアに似たタイプのものや、中輪花で
B. socotrana
と同様な葉形をもつものなどさまざまな園芸品種がる。
草丈は30~50㎝で、葉は光沢があり無毛である。
地下にわずかながら塊茎がある。
花は径5~10㎝で、一重~半八重、八重まで変化が多く花色も多い。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
花の名前( 植村猶行監修:NHK出版 )]
ベゴニア属の説明は
こちら に記載した。
本属の仲間には、
ベゴニア
とその園芸品種、木立性の
キダチベゴニア とその園芸品種および、
キダチベゴニア・ベノサ 、 観葉ベゴニアの
レックスベゴニア とその園芸品種などを記載している。