ベニバナトケイソウ(紅花時計草)
トケイソウ(トケイソウ亜科)
パッシフロラ(トケイソウ)
Passiflora coccinea
パッシフロラ・コッキネア
Red passionflower , Red granadilla
ベネズエラ、ボリビア原産
蔓性常緑低木
トケイソウ(トケイソウ亜科)
パッシフロラ(トケイソウ)
Passiflora coccinea
パッシフロラ・コッキネア
Red passionflower , Red granadilla
ベネズエラ、ボリビア原産
蔓性常緑低木
ベニバナトケイソウは、ベネズエラ、
ボリビア原産の蔓性常緑低木である。
茎は円柱形である。若い枝は赤褐色毛でおおわれる。
葉は長楕円形で心脚で不規則な鋸歯がある。
葉柄には2個の腺体があるが、ときにないことがある。
花は葉腋に単生し、径10㎝くらいで緋紅色である。
副花冠は3層からなり、外側の2層は長さ1㎝前後で、
濃赤色で基部は白色である。内側のものは白色で筒状になる。
果実は卵形体で長さ5㎝くらいである。
トケイソウ属は、ほとんどの種が熱帯アメリカとその周辺に、
少数がアジア、オーストラリアに分布し、
熱帯各地に野生化しているものがある。
巻きひげにより上昇する草本または木本のつる性植物である。
葉は互生し、形は多様で、切れ込みのないものから2、
3~5裂するものがある。
葉柄には1~8対の腺体があるが、ときにないものもある。
花は腋生で、単生するか総状花序につく。
萼片と花弁はともに5個あり、花弁の内側には1~数層の副花冠がある。
この副花冠の色や模様が種により異なる。
雄しべは5個あり、花糸の基部は合着する。子房は柄をもち、花柱は3個ある。
果実は液果で多数の種子を含む。トケイソウ属の果実には甘味、
風味のあるものが多く、生食またはジュース、ジャムなどにされる。
数種が亜熱帯、熱帯で果樹として栽培されている。
園芸的には、トケイソウとの種間交配種が数種作り出されている。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
本属の仲間は、
トケイソウ 、
ホザキノトケイソウ 、
パッシフロラ・アラタ
を掲載している。