ホザキノトケイソウ(穂咲の時計草)
トケイソウ(トケイソウ亜科)
パッシフロラ(トケイソウ)
Passiflora racemosa
パッシフロラ・ラケモサ
False spiraea
ブラジル原産
常緑蔓性低木
トケイソウ(トケイソウ亜科)
パッシフロラ(トケイソウ)
Passiflora racemosa
パッシフロラ・ラケモサ
False spiraea
ブラジル原産
常緑蔓性低木
ホザキノトケイソウは、ブラジル原産で全株無毛の常緑蔓性低木である。
茎には稜がある。葉は革質で3深裂し、葉柄には2個の腺体がある。
花は総状花序につき垂れ下がる。花は径10㎝前後で開くと濃赤色で、
花弁は萼片よりやや短い。
副花冠は外側のものは紫で先が白色で、内側のものは短くて赤色である。
トケイソウ属は、ほとんどの種が熱帯アメリカとその周辺に、
少数がアジア、オーストラリアに分布し、
熱帯各地に野生化しているものがある。
巻きひげにより上昇する草本または木本のつる性植物である。
葉は互生し、形は多様で、切れ込みのないものから2、
3~5裂するものがある。
葉柄には1~8対の腺体があるが、ときにないものもある。
花は腋生で、単生するか総状花序につく。
萼片と花弁はともに5個あり、花弁の内側には1~数層の副花冠がある。
この副花冠の色や模様が種により異なる。
雄しべは5個あり、花糸の基部は合着する。子房は柄をもち、
花柱は3個ある。果実は液果で多数の種子を含む。
トケイソウ属の果実には甘味、風味のあるものが多く、
生食またはジュース、ジャムなどにされる。
数種が亜熱帯、熱帯で果樹として栽培されている。園芸的には、
トケイソウとの種間交配種が数種作り出されている。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
本属の仲間は、
トケイソウ 、
ベニバナトケイソウ 、
パッシフロラ・アラタ などを掲載している。