ヒルガオ
イポメア(サツマイモ)
Ipomoea tricolor cv. Heavenly Blue
イポメア・トリコロル(園芸品種)ヘンリー・ブルー
( Unknown )
園芸品種(親種はメキシコ、中央アメリカ、
西インド諸島、熱帯南アメリカに分布)
蔓性多年草
ヘンリー・ブルーは、園芸品種である。
親種はメキシコ、中央アメリカ、西インド諸島、
熱帯南アメリカに分布するイポメア・トリコロル
(和名:ソライロアサガオ)である。
ソライロアサガオは花色、花模様に変異があり、
美しい園芸品種が育成され、世界的に広く栽培されている。
その中で、もっとも人気が高いのがヘンリー・ブルーである。
この花の青色は実に美しい。
画像(右上)は、こまさんが、「涼しいですよ」のタイトルで、
次のコメントをつけて私に送ってくれたものである。
『 我が家の庭にはまだ紫陽花が咲いてます。
何時もは中々咲かないヘンリーブルーが今年は8月始めから咲き誇ってます。』
サツマイモ属は、ヒルガオ科の最大属で、
熱帯から亜熱帯に400種以上がある。
多くはつる性、ほふく性の草本で、まれに低木のものもある。
葉は互生し、全縁で切れ込むか分裂する。
花は葉腋に単生するか複数が集まってつく。
花冠は漏斗状か鐘状で、先は5裂し、5個の帯状模様がある。
雄しべは5個である。雄しべと花柱は花冠から突出すこともある。
花柱は2裂することがある。
子房は上位で2または4室で4個の胚乳を含む。
果実は蒴果である。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
本属の仲間は、
サツマイモ 、
モミジヒルガオ を掲載している。
また、よく似た花姿をした
オーシャン・ブルー は、同じヒルガオ科であるが、
アサガオ属である。
違いは双方にある5個の帯状模様が、
オーシャン・ブルーは淡い紅色がかっているところである。
サツマイモ属の分類については多くの見解がある。
その一つとしてエングラー氏とプラントル氏の書物では、
子房の室数についてのショワジ氏の見解そのほかを基にして、
アサガオ属、ヨルガオ属、ルコウソウ属を
イポメアとは別に独立した属として取り扱っている。
これに対して、オーストストローム氏らは、
これらの属をイポメア内の亜属や節とみなして分類している。
現在、イポメアは管状、鐘状、漏斗状あるいは高盆状の花をもち、
花粉の外層が長刺型で、開裂性の蒴果をもつものとして、
アサガオなどを含めてまとめられていることが多い。
ここでは、私の図鑑に基づき、形態的特質および園芸的は特徴を考慮して、
アサガオ属、ヨルガオ属、ルコウソウ属を独立させた。