マツムシソウは、日本全土の温帯に分布する越年草または多年草で、
山地の日当たりのよい草原に生える。
高さ30~80㎝で茎は分枝し、株全体に軟毛がある。
葉は羽状に分裂する。花序は径3~5㎝で、花色は淡青紫色である。
開花時期は、8~10月である。
マツムシソウ属は、ヨーロッパ、アジア、
アフリカに約80種が分布し、とくに地中海沿岸地域に多い。
日本にはマツムシソウとその2変種が自生している。
一・二年草または多年草で、亜低木となるものもあり、
多くは株に軟毛がある。
葉は互生し、全縁または欠刻があり、ときに深裂する。
花は頭状花序をなし、総苞片は1~2裂する。
萼筒の先端は4~5個の歯牙をなし、花冠の舷部は4~8裂する。
雄しべは4または2個である。果実は痩果で、宿存萼がある。
ボーダーによく用いられ、切り花にもされる。
また丈の低い種類はロックガーデンに植えられる。
三枚目(左上)は、 Junko さんが、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 今日の写真はひるがの高原で見た「
シラヒゲソウ 」です。真ん中の赤い実はなにかしら?。
それと3枚目はマツムシソウとヤマハハコです。
とても涼しく生き返った思いでしたよ。』
本属の仲間は、
スカビオサ を掲載している。
【追記】
マツムシソウ科は、 APGⅢ
で同じマツムシソウ目のスイカズラ科に統合された。