メマツヨイグサは、北アメリカ原産の二年草である。
オオマツヨイグサに比べ花は径5㎝と小型で、
茎の毛の基部は赤くならない。
ただし、変異性に富み、近縁種との間に中間形も見られ、
種の範囲はかならずしも明確でない。
マツヨイグサ属は、南・北アメリカを中心に、
広く全世界に約200種(あるいは80種)が分布している。
日本には帰化植物としてマツヨイグサなど十数種が野生化している。
一年草または多年草で、葉は互生する。
花は単性するか総状花序をなしてつく。萼片は4個で、
ふつう萼筒が長く発達する。
花弁は4枚である。雄しべは通常8個である。
子房は下位で4質である。柱頭は4裂~盤状またはほぼ球状になる。
果実は蒴果である。花色は黄または白で、多くは夕方に開花し、
翌朝にしぼむが、中には日中に開花するものもある。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
本属の仲間は、
アカバナユウゲショウ 、
マツヨイグサ 、
コマツヨイグサ 、
ヒメツキミソウ 、
ヒルザキツキミソウ 、
モモイロヒルザキツキミソウ
などを掲載している。
本属もまた判別が難しい属である。
私の知識では、マツヨイグサ、コマツヨイグサ、
メマツヨイグサの判別が適切でない可能性も十分にあり、
今後も引き続き明確な判別に近づけるようにしていきたい。