ゴマノハグサ ➡ オオバコに変更(APGⅡ)
ウェロニカ(クワガタソウ)
Veronica subsessile
ウェロニカ・スブセッシレ
( Null )
滋賀県、伊吹山山頂近くの草原に生える
多年草
ルリトラノオは、滋賀県、
伊吹山山頂近くの草原に生える多年草である。
本種は、データがなく詳細は不明である。
一枚目(右上)は、 Junko
さんが、次のコメントをつけて、
私に送ってくれたものである。
『 写真は最初は伊吹山のルリトラノオ。
2枚目が
クガイソウ 。
よく似ていますが葉の付き方が違うのです。』
二枚目(左)も、 Junko
さんが、次のコメントをつけて、
私に送ってくれたものである。
『 クガイソウは茎の同じところから複数の葉が(九階建て
のフロアーのように)出ています。ルリトラノウの葉は
段違いにズレテ出ているのが特徴のようです。』
クワガタソウ属は、北半球に広く分布し、約300種がある。
一年草、越年草または多年草で、海岸から高山まで生えており、
日本では自生種のクワガタソウや、
帰化植物のオオイヌノフグリなど約20種が見られる。
茎は、細く分枝して直立するか地をはうものが多い。葉は単葉で、
鋸歯縁まれに全縁で、ふつうは対生するが、互生することもある。
花は腋生か頂生で、多くは単生するかまばらな総状花序につく。
萼は4深裂で、花冠も4裂し、裂片は広く開出するが、
上側の1裂片が大きくなる傾向がある。
雄しべ2個はふつう花冠と同じ長さである。花柱は細く、
柱頭は頭状である。
果実は蒴果で、多くは扁平で先に明らかなへこみがある。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
本属の多年草の中で、ツクシトラノオなどのように、
太く直立する茎の先に密な花序をつけ、
明らかな花筒とより長い雄しべをもち、
蒴果が扁平とならないものを、ルリトラノオ属
[ Pseudolysimachion
] として分ける見解もある。
私も、オオイヌノフグリとルリトラノオの花は、
とても同じ属とは思えないほど違いがあり、
分けたほうがわかりやすいと思っている。
しかし、ここでは図鑑に基づき両方ともウェロニカ属
(クワガタソウ属)とした。
本属の仲間は、まったく同じ属とは思えない
オオイヌノフグリ 、
ベロニカ・ベドゥンクラリス と、
よく似た
ヒメルリトラノオ 、
ベロニカ・オルナタ 、 園芸品種の
ベロニカ・マンハッタン・ブルー などを掲載している。
【追記】
クワガタソウ属は、APGⅡ
でゴマノハグサ科から分離し、シソ目のオオバコ科に変更となった。