NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名ユ リ(百合)
園芸(流通)名
別名
科ユ リ
属(和名属)リリウム( ユ リ )
学名Lilium spp.
ラテン語読みリリウム(属の総称)
英名Lily
原産・分布地北半球の亜熱帯から亜寒帯に分布
園芸上分類多年草


 ユリは、北半球の亜熱帯から亜寒帯に分布する多年草である。

 ユリ属は、96種あまりがあるが、 研究者により種数のとらえ方に差がある。
 すべて北半球の亜熱帯から亜寒帯に分布し、 南限はインド南部の高所であり、北限はシベリアの北緯63°である。
 垂直分布は海辺の岩上、砂丘から標高4000m以上の高所におよぶ、
 北アメリカに約25種、ヨーロッパに約12種、アジアに約59種あり、 日本にはそのうち約15種があるが、半数は日本特産であり、 しかも観賞価値の高いものの多いことで世界的に有名である。

 ユリ属は、地下部に肉質の鱗茎からなる無皮鱗茎を形成する。
 ふつうその上下から根を出すが、上根を欠くものもある。 下値はおもに収縮根で、地上部の安定をはかるためのものであり、 2ヵ年は生育する。
 上根はおもに肥料の吸収を行うもので、地下茎の枯死とともに枯れる。
 茎は単一で、1鱗茎から1茎を出し、 直立するかまたは地下を多少ほふくしてから地上へ出る。
 葉は互生または輪生する。
 子球は定位置以外にも生じ、ふつう茎の地下部に木子をつくるが、 ときに地上茎の葉腋に珠芽(むかご)をつくる。
 一般に春に茎が伸びるときに花芽分化を行い、 初夏から秋にかけて開花、結実する。
 多くは自家不和合性であるが、自家和合性のものもある。
 園芸的には耐寒性秋植え球根のひとつで、 この仲間ではもっとも開花期が遅い。
 花は頂生で、単生するかまたは総状花序、 円錐花序、散形花序などにつく。
 6個の花被片からなり、内外2輪に配する。 雄しべは6個ある。葯は丁字着である。
 雌しべは1個で柱頭は3浅裂する。
 子房は上位で3室で中軸胎座型である。
 果実は蒴果で種子は多数あり、扁平で周囲に薄膜状の翼があり、 風による散布に適応している。

[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
     花の名前( 植村猶行監修:NHK出版 )]

 五枚目(左)は、みずがめ座さんが、 次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
 『 今年も巨大な百合が咲きました。
  なんと直径30センチはあります。
  つぼみも12個付いています。
  草丈も2メートル弱あります。
  庭の王様??です。』

 本属の仲間は、  オニユリ 、  ササユリ 、  ノヒメユリ
 タカサゴユリ 、  エゾスカシユリ   などを掲載している。

1枚目画像撮影日:2006.07.01
2枚目画像撮影日:2005.05.21
3枚目画像撮影日:2004.07.10
4枚目画像撮影日:2004.06.05
5枚目画像投稿日(投稿者):2007.07.09(みずがめ座さん)
6枚目画像撮影日:2004.06.05
7枚目画像撮影日:2008.01.19

2015.10.29 First making day [8y/83yu/306700]
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