ハナカイドウ(花海棠)
カイドウ(海棠)、スイシカイドウ(垂糸海棠)
バ ラ (サクラ亜科)
マルス(リンゴ)
Malus halliana
マルス・ハリアナ
Flowering crab apple
原産地不明
落葉低木
カイドウ(海棠)、スイシカイドウ(垂糸海棠)
バ ラ (サクラ亜科)
マルス(リンゴ)
Malus halliana
マルス・ハリアナ
Flowering crab apple
原産地不明
落葉低木
カイドウは、原産地は不明であるが、中国では古くから園芸種として利用されていた。
日本には江戸時代の正徳年間(1711~16)に渡来した。
花は鮮やかな淡紅色で、花弁が半開状になる。
4~6㎝の長い花柄を持つため枝垂れ咲きになることから
「垂糸海棠」の名がある。
開花時期は4月である。
花が美しいだけでなく、葉に光沢があり、
樹幹も明るい褐色で観賞価値が高く、鉢植や庭木として人気が高い。
リンゴ属は、ヨーロッパからアジアにかけて
北半球の温帯に30種が分布する落葉高木である。
葉は有柄で互生し、葉縁には鋸歯がある。
花は集散花序で、花色が白または淡紅色で、
花弁は5枚で、雄しべは15~50個と多い。
葯は黄色である。子房は下位で3~5室からなり、
花柱も同数あるが基部で癒合する。
この花柱基部が癒合すること、
果肉中に石細胞がないか少ない点でナシ属と区別されている。
果実はナシ状果で、3~5室あり、各室に2個の種子を含む。
本属の野生種を母体に食用に供される種類(リンゴ)
と観賞用に供される種類がそれぞれ品種改良されてきた。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
花の名前(植村猶行監修:NHK出版)]
花の咲く時期が桜と同じ時期であり、花も桜に似ており、
一見すると桜と勘違いしそうな花であるが、
桜と大きく違うところは、三枚目(左)の画像のように、
花柄が非常に長いことで容易に区別できる。
カイドウは、リンゴの仲間であり、本属の仲間は、
ノカイドウ 、
ズ ミ 、
リンゴ 、
ヒメリンゴ
などを掲載している。