カタクリ
カタクリ（片栗）
ユ リ
エリトロニウム（カタクリ)
Erythronium japonicum
エリトロニウム・ヤポニクム
Katakuri
日本、朝鮮半島、サハリンに分布
多年草（鱗茎）
カタクリは、古くはカタカゴ(傾籠)と呼ばれており、傾いた籠状の花という意味で付けられた。
カタクリは、日本、朝鮮半島、サハリンに分布し、林中や原野に生える。
鱗茎は楕円形で長さ４～６㎝、幅約１㎝で外皮は白色から帯黄褐色で、後に少し厚くなる。
花茎は高さ15～30㎝で茎の中部に１対の葉をつける。
葉は長い柄があって卵形から長楕円形で、葉身は長さ６～12㎝、幅2.5～6.5㎝で全縁で白色から紫色の斑紋がある。
花は単生し、紅紫色で長さ４～６㎝、
花被片の基部近くにＷ型の暗紫色の斑紋が入る。葯は紫色である。
開花時期は４～５月である。
果実は倒広卵形で３稜があり、長さ12～15㎝である。
一枚目(右上）は、広島県人さんが、「春の花めぐり２」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 花めぐりをしてきました。お届けは
キクザキイチゲ 、
カタクリ 、
スズシロソウ です。』
二枚目(左）も、広島県人さんが、次のコメントをつけて、
私に送ってくれたものである。
『 昨日お天気に誘われ花を求めてうろうろ・・・してきました
今年も元気に花々に出会え「今年も頑張れる」パワーを
たくさんもらって帰ったような気がします。
春の花パワーのお届けです。』
カタクリ属は、北半球に15～25種が分布し、北アメリカに多い多年草である。
鱗茎があり、花茎は１個で通常２葉がつく。葉にはしばしば斑紋が現れる。
花は１個または数個が茎の先につき、長い柄があって下向きに咲く。
花被片は６個で同形で、反り返り基部は筒状に集まる。
雄しべは６個である。子房は上位で３室からなり、熟して蒴果を結ぶ。
[ 引用 ： 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修：小学館発行 )、
花の名前（植村猶行監修：ＮＨＫ出版）]
三枚目(左）は、 hiro&shii さんが、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 天気が悪くなるって言われていたのですが・・
いい天気になったので午後から春探しに近くの山へと
でかけてきました。まだ雪が残っていて途中から
通行禁止でした。でも
山 桜
やカタクリの花を
みつけました。やっと来た春・・お届けです。』
こうして多くの皆さんが、カタクリを送ってくれたということは、
いかにカタクリが魅力のある花だということが分かる。
しかし、これだけ皆さんが見れているのに残念ながらNIOはまだ実物を見たことがない。
こうして、カタクリの花を見比べるとカタクリの特徴である
「花被片の基部近くにＷ型の暗紫色の斑紋が入る」が、
三・五枚目(左・左四）には無いことがわかる。
さらに hiro&shii さんが
送ってくれた三枚目(左上）は、喉部が暗紫色であり、
別の品種かカタクリの変種の可能性もある。
四枚目(左）は、みずがめ座さんがチューリップを見にいきましたが、 まだ八分咲きチョッとがっかりして帰ってきた時に写したもので、 『 秩父で咲いていたカタクリです。』 とのコメントをつけて私に送ってくれたものである。
五枚目(左）は、おばごりさんから、私に送ってくれたものである。
六枚目(左）は、こまさんが、次のコメントをつけて、
私に送ってくれたものである。
『 庭の黄色いカタクリが咲きました。もう一つ
オキナ草 も満開です。
（買って三年目ですが
今年は株が大きくなって沢山の花を付けました）』
七枚目(左）も、こまさんが、次のコメントをつけて、
私に送ってくれたものである。
『 黄色のカタくり(園芸種)オキナグサ、
来週あたり咲くチュウリップです。』
こまさんが送ってくれたカタクリは、珍しい黄色のカタクリである。 黄色いカタクリは、カルフォルニア中部原産の Erythronium tuolumnense （エリトリウム・ツオルムネンンセ）か、その園芸品種の cv. Pagoda （パゴダ）の可能性が高い。
