サザンカの自生品は、本州西南端の山口県、四国の西南部、
九州北部から沖縄の西表島にかけて分布する。
山中に他の常緑樹と混生し、また、
昔は種子から油をしぼって利用したため、
九州南部では屋敷林中や畑の畔などに多い。
樹高7~10mとなり、若枝には褐色の毛がある。
開花時期は10~12月であり、花は頂生または腋生で1~数花つき、
花径は5~7センチで、花弁は6~7枚である。
花色は自生品では白色で、花弁の先端がわずかに桃色を帯びるものがある。
雄しべは多数で、花糸は淡紅色で葯は濃黄または橙黄色である。
サザンカの園芸品種には、白花のほかに、桃色、紅色、
縁紅ぼかしなどがあり、桃色地や紅色地に白斑が入るものがある。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) 、
花の名前(植村猶行監修:NHK出版)]
一枚目(右上)は、花色が紅色なので、園芸品種であるが品種名は特定できない。
二枚目(左上)は、おばごりさんが、私に送ってくれたものである。