コクワ(瓠瓜) 、コクワヅル(瓠瓜蔓) 、
シラクチヅル(志良久知蔓) 、
シラクチカズラ(志良久知葛)
マタタビ
アクティニディア(マタタビ)
Actinidia arguta
アクティニディア・アルグタ
Bower actinidia , Tara vine , Yangtao
落葉性蔓性低木
サルナシは、日本、朝鮮半島、中国、ウスリー、
サハリンに分布する落葉性蔓性低木である。
葉は厚く光沢を有し楕円形または広楕円形である。
雌雄異株または雑居性である。
雄花と両性花は集散花序につき、雌花は葉腋に単生する。
花は5~7月に開花し、径1~1.5㎝で白色で下向きに咲く。
花弁は5枚で葯は暗紫色である。
果実は広楕円形~球形で甘酸っぱくて食べられ、
果実酒の原料にもされる。太い蔓を切ると下から出る水は飲料にできる。
画像(右上)は、野の調べさんが、「霧島山Ⅳ」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 矢岳(標高1130m)です、ここから竜王山へと稜線に沿って歩いていきます。
その途中にサルナシの木に出合いました。
名前だけは知っていたのですが、初めて観ます。
山地に生える落葉つる性植物で、実をたわわに付けていましたので、
熟した柔らかい果実を一個口にほうばると、
何と、ジューシーで甘酸っぱいというより甘い。
果物のキウィフルーツのルーツと言われているそうです。』
タイトルが
霧島山Ⅰ(オオマルバノテンニンソウ) 、
霧島山Ⅱ(ツクシコウモリソウ) 、
霧島山Ⅲ(キリシマヒゴタイ)
の植物もある。
マタタビ属は、落葉性のつる性低木で、東アジアに約25種が分布する。
葉は単葉で互生し、長い葉柄があり葉縁に鋸歯のあるものが多い。
花は単性で雌雄異株または雑居性で、腋生の集散花序につくか単生する。
萼片は5個である。花弁は4~5枚で白色かまれに帯赤色である。
雄しべは多数で、葯は丁字着である。子房は上位で多室からなり、
多数の柱頭が放射状に開出する。
果実は液果で多数の種子を含み、
ときに食用となる。種子に胚乳がある。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) 、
花の名前(植村猶行監修:NHK出版)]
本属の仲間は、
キーウィフルーツ
マタタビ を掲載している。