バ ラ ( バ ラ 亜科)
ポテンティラ(キジムシロ)
Potentilla stolonifera
ポテンティラ・ストロニフェラ
( Null )
日本各地、済州島、サハリン、
カムチャッカ半島に分布
多年草
ツルキジムシロは、日本各地、サハリン、
カムチャッカ半島、済州島に分布する多年草である。
山地の日当たりのよい草原に生え、高さは20㎝ほどになる。
走出茎をだして広がる。葉は羽状複葉で、
ふつう5~7個の小葉がある。4~7月ごろ、
鮮やかな黄色い花を咲かせる。
画像(右上)は、野の調べさんが、「新緑」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 ツルキジムシロです。走出枝を出して地を這うように広がっています。
頂上に向かって歩いている道筋、
山の稜線に沿って
ハルリンドウ と一諸に、歩くところにずっと咲きみだれています。』
キジムシロ属は、北半球の温帯、
亜寒帯および寒帯を中心に約300種が分布していて、
高山に生えるおのが多い。
日本には全国に約20種が自生している。
路傍に見られるミツバツチグリもこの仲間で、
多くの種は陽地を好みほとんどは多年草であるが、
キンロバイのような低木もある。
葉は互生し、掌状または羽状複葉で、
小葉の葉縁には鋸歯がある。
花は葉腋に単生するか、集散状につく。
萼片は5個で、同大の副萼片も5個ある。
花弁は5枚で萼片より大きく、
多くは黄色であるが、白色や紅色の種もある。
雄しべは多数である。心皮も多数である。
胚珠は各心皮に1個あり下垂する。花柱は花後脱落する。
果実は有毛または無毛の痩果である。花後、
花床はヘビイチゴ属のようにふくれない。
花壇に用いられるほか、
山草としてロックガーデンや鉢に植えられ、
またカバープラントとして庭に用いられる種もある。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
本属の仲間は、
メアカンキンバイ 、
ポテンティラ 、
ポテンティラ・メルトン・ファイアー などを掲載している。