ナナカマドは、日本各地に分布し、朝鮮半島、サハリン、
南千島にも見られ、温帯~亜寒帯、低山帯~
亜高山帯に生育する落葉高木である。高さ15m径30㎝になる。
樹皮は帯灰暗褐色ないし帯灰黒褐色をし、粗肌で浅く裂ける。
葉は複葉で長さ10~20㎝、幅3~5㎝の葉柄をつけ、9~15個の小葉からなる。
小葉は披針形~卵形の狭長楕円型をし、先はとがり細かい鋸歯を基部までつけ
長さ3~7㎝、幅1~2.5㎝で紅葉する。
花序は複散房状で、径5~10㎝で密に多数の花をつける。花は白色で、
径6~8㎜で、5枚の花弁が平開する。
果実はほぼ円形~楕円形で、径4~5ミリで赤熟して果序は下垂する。
材は器具の柄、細工物、薪炭などに用いられている。
紅葉および果実の美しさから、北国では庭木、街路樹として重用されている。
三枚目(左)は、こまさんが、のコメントをつけて、
私に送ってくれたものである。
『 今朝の散歩の途中の一枚です。
ナナカマドの実もこんなに赤くなりました。
ことりも実をついばむのに忙しそうでした。』
ナナカマド属は、約80種が知られ、種間雑種もできやすい。
北半球の温帯~亜寒帯に広く分布し、垂直的には低山帯~
高山帯に見られる。落葉高木ないし低木である。
葉はらせん状につき、奇数羽状複葉がふつうであるが、
単葉や移行型のものもあり、鋸歯があり、托葉をともなう。
花は複散房状花序をなし、枝先に頂生して、1花はやや小さく、
白色~淡紅色で、花弁は5枚で、雄しべは15~20個である。
果実はナシ状果(梨果)である。冬にもしばしば果実および果軸が残る。
動物に食べられ、種子が糞として散布される。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
花の名前( 植村猶行監修:NHK出版 )]
四枚目(左)も、こまさんが、次のコメントをつけて、
私に送ってくれたものである。
『 一週間前のナナカマドの紅葉です。
今日見たらかなり葉が落ちてました。』
五枚目(左)も、こまさんが、次のコメントをつけて、
私に送ってくれたものである。
『 昨夜から今日昼まで降り続けて、随分つもりましたよ。
デジカメを持ってナナカマドを写してきました。』
五枚目は、北海道ならではの景色の一枚である。
本属の仲間は、
ウラジロナナカマド 、
アズキナシ を掲載している。
また、属は違うが、ナナカマドによく似ており、属名がナナカマドに由来する
ニワナナカマド 、
ホザキナナカマド も掲載している。
六枚目(左)も、こまさんが、次のコメントをつけて、
私に送ってくれたものである。
『 近所の「ナナカマド」がここまで色付きました。』