ハゴロモジャスミン(羽衣ジャスミン)
モクセイ
ヤスミヌム(ソケイ)
Jasminum polyanthum
ヤスミヌム・ポリアンツム
Winter jasmine , Pink jasmine
中国南部原産
常緑蔓性低木
ハゴロモジャスミンは、中国南部原産の常緑蔓性低木である。
高く伸びる常緑蔓性植物である。葉は対生し、
5~7小葉からなる羽状複葉である。
頂小葉は3脈が目立ち、卵円形で先は細長くとがり、
裏面の脈腋に毛叢のあるほかは無毛である。
葉柄の基部は茎を抱く。
花は頂生し、1花序に30~40花つく。萼は5裂し、
裂片は長さ1~1.5㎜と非常に小さい。
花色は白色で、ときに外側が桃紫色となり、強い芳香がある。
花冠裂片は5個で、卵円形である。
耐寒性は十分あるが1・2月の蕾どきに寒気に合うと早春の花は見られない。
ジャスミン・ホワイト・プリンセス は、本種が親種とされている。
三枚目(左)は、 briboo さんが、
『 帰り道に咲いていたいい香りがする木です。』
とのコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
ということで、いい香りのする木はハゴロモジャスミンであった。
ソケイ属は、旧大陸の熱帯から亜熱帯にかけて分布し、およそ300種があるが、
アメリカ大陸の熱帯に帰化しているものもある。
常緑または落葉性で、つる性か弓状に枝を張るか直立する低木である。
幼枝は円柱形か四角形である。
葉は対生か互生し、単葉か3小葉あるいは奇数羽状複葉で、全縁である。
葉柄に節のあるものが多い。
花は頂生または腋生の集散花序につき、まれに単生する。
萼はふつう4~9裂し、裂片は鋸歯状、三角形、線形、
葉状などである。萼筒は鐘形である。
花冠は高盆形あるいは漏斗状で花筒は細長く舷部は4~9裂し、
白、黄まれに紅色もある。
雄しべは2個あり、花筒の内部につく。
果実はふつう液果で、2裂する。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
花の名前( 植村猶行監修:NHK出版 )]
本属の仲間は、 オウバイ 、 ウンナンオウバイ 、 リュウキュウオウバイ 、 キソケイ などを掲載している。