ハボタン(葉牡丹)
アブラナ
ブラッシカ(アブラナ)
Brassica oleracea var. acephala
ブラッシカ・オレラケア(変種)アケファラ
Ornamental-leaved kale ,
Decorative kale , Ornamental kale ,
Flowering kale , Flowering cabbage
変種(親種はヨーロッパ
西・南部の海岸地帯に野生)
耐寒性二年草
アブラナ
ブラッシカ(アブラナ)
Brassica oleracea var. acephala
ブラッシカ・オレラケア(変種)アケファラ
Ornamental-leaved kale ,
Decorative kale , Ornamental kale ,
Flowering kale , Flowering cabbage
変種(親種はヨーロッパ
西・南部の海岸地帯に野生)
耐寒性二年草
ハボタンは、野菜のケールが観賞用に改良された変種である。
ケールの原種となる植物は B. oleracea(B.オレラケア)
でヨーロッパ西・南部の海岸地帯に野生していた。
ハボタンは、耐寒性の二年草で、さまざまな色や形をもつロゼット葉を鑑賞する。花は白黄色である。
日本には1778年に渡来したといわれ、初めオランダナとよばれた。以来冬期の観賞用に栽培されてきたが、
とくに積雪の少ない表日本がその鑑賞に適するため、この地域での園芸品種や系統が育成された。
ハボタンは現在、次の4系統に大別される。
【東京丸葉系(江戸ハボタン)】
江戸時代から続くもっとも古い系統で、外側はキャベツに
似た丸葉で、耐寒性と耐暑性があり、強健で栽培しやすい。
最近は鮮明な園芸品種が作出され、花壇や鉢植えの利用が
増加している。
【名古屋ちりめん系】
ちりめんとケールの縮れ葉の品種から作り出されたといわれ、
着色したものは華やかさがあって、とくに関西では人気が高い。
【大阪丸葉系】
葉縁が少し波状を呈する名古屋ちりめん系との中間型で、
比較的着色は早くて色彩の鮮明なものが多い。
【さんご系】
ロシアのケールと従来の丸葉系との1代交配種で、切れ葉に
なる特徴をもった新型ハボタンである。耐寒性に優れ、抽だい
が遅いため、冬期から春先まで長期間にわたって観賞できる。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
花の名前( 植村猶行監修:NHK出版 )]
三枚目(左上)は、春になって花が咲いたハボタンである。
アブラナ属のナノハナによく似た黄色の花を咲かせる。
本属の仲間は、
ナノハナ 、
カリフラワー 、
ブロッコリ 、
ミズナ
を掲載しており、ハボタン以外は
食用に供する。