NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名ミズナ(水菜)
園芸(流通)名
別名
科アブラナ
属(和名属)キトルス(アブラナ)
学名Brassica rapa var. laciniifolia
ラテン語読みブラッシカ・ラパ(変種)ラキニーフォリア
英名( Null )
原産・分布地京都府原産
園芸上分類一年又は二年草


 ミズナは、京都府原産の一年又は二年草である。
 ミズナは、アブラナ科のアブラナ属の野菜のうち、 おもに葉を漬物や煮物にする不結球の野菜の総称である 「ツケナ類」の水菜群に分類される野菜のひとつである。
 水菜群とは、この群に属するものは、 日本に特有な菜類であり、外国には見られないとされている。 しかし、中国における菜類の品種分化は著しく、 水菜群を日本特有の菜類とするには、 さらに調査が必要であると考えられている。

 ミズナは京都で成立されたといわれている栽培品種であり、 別名「京菜」、「千筋京菜」ともよばれている。 分げつ性が強く、1株当たり側枝数は、数十本におよぶ。 葉の切れ込みが著しく、一見して他の菜類と区別できる。
 耐寒性は比較的強く、関西地方では冬期に、 煮食または漬物に使われる。


 アブラナ属は、ほとんど一年草または二年草であるが、 ときに多年草や低木状となるものもある。
 旧世界に約40種以上が原産するといわれるが、 重要な作物として古くから 栽培されてきたために原産地のはっきりしないものが多い。
 茎は直立し、葉は互生する。葉縁には鋸歯があり、 下部の葉はさまざまな程度に羽裂するか頭大羽裂する。
 花は頂生の総状花序につき、黄色、帯黄白色ときに白色である。
 萼片は4個で、花弁は4枚が十字状に並び、 基部は細長い爪となる。雄しべは6個でうち2個は短い。

 雄しべの基部にある蜜腺は3稜形で濃緑色である。 子房は下位で、花柱は1個である。 果実は長角果である。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]

 本属の仲間は、  ナノハナ 、  カリフラワー 、  ブロッコリ 、  ハボタン  を掲載しており、ハボタン以外は食用に供する。

1枚目画像撮影日:2009.03.15
2枚目画像撮影日:2006.12.16
3枚目画像撮影日:2005.03.20

2015.10.06 First making day [7m/72mi/285300]
bt
fb
bb