ピースは、中程度の香りがある四季咲き品種である。
高さは、1.3~1.5m程度である。
花色は黄色で、花弁の縁がピンクに縁どられるので、
覆輪花ともみなされる。
開くにしたがって、しだいに黄色がうすく、
ピンクが濃くなる。
花形は、半剣弁杯状咲きの大輪花である。
照り葉で大きな株になる。
第2次世界大戦の末期、ベルリン陥落を記念して、
アメリカで「ピース」と名づけられた。
本品種自身の優秀さのほか、多くの枝変り、
交雑実生の園芸品種を生んだ歴史的名花である。
別名は、Madame A. Meilland である。
交配親は、((George Dickson × Souv. de Claudus Pernet) × (Joanna Hill × Charles P. Kiham)) × Margaret Mcgredy である。
[ 引用 : バラ大図鑑(NHK出版発行)&
園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )]
4枚目(左の左側)は、
ピースがモダンローズの代表であることの説明名板である。
5枚目(左の右側)は、モダンローズの説明名板である。
なお、4~8枚目は、画像をクリックして、大きくして読んで下さい。
6・7枚目(左の2枚)は、モダンローズの系統の一覧である。
8枚目(左)は、世界バラ会連合が、ほぼ3年毎に開催する
世界大会で、1976年から始った「栄誉の殿堂入りのバラ」の
名板であり、本図鑑では 2012 年までに殿堂入りした 15 種の
バラの内、1976 年の オックスフォード大会(イギリス)で
表彰の「ピース」、
1979 年の クイーン・エリザベス 、
1983 年の アイスバーグ 、
1991 年の パスカリ 、
2003 年の ボニカ 、
2006 年の ピエール・ドゥ・ロンサール 、
2009 年の グラハム・トーマス 、
2012 年の サリー・ホームズ 、
名板には記載されていない、
2015 年の カクテル
を掲載している。
なお、1988 年から始まった「オールド・ローズ」については、
残念ながら一種も掲載していない。