サリー・ホームズは、花色が薄ピンク色から白色に変わる。
返り咲き(春の一番花以降も咲く性質)の半八重で、花径約8㎝の中輪である。
樹形は開張性で、樹高は1.2m程度である。樹勢は強い。
ボール状の大房になり、花数が多く、
花もちはとてもよく、雨にも強く、最後まで傷みにくい。
枝は中程度の太さだがやや堅く、分枝が粗い。
生育はきわめてお旺盛で、シュート(新梢)の発生もよく、
丈夫で耐病性も強く、育てやすい。
つるバラとして育てても、冬に短く切り詰めて自立させて楽しむことも可能である。
なお、サリー・ホームズは、世界バラ会連合が、
ほぼ3年毎に開催する世界大会で、1976年から始った
「栄誉の殿堂入りのバラ」
として2012 年の ヨハネスブルグ大会(南アフリカ)で表彰されたバラである。
本図鑑では、同様に表彰されたものとして、
1976 年の ピース、
1979 年の クイーン・エリザベス、
1983 年の アイスバーグ、
1991 年の パスカリ、
2003 年の ボニカ、
2006 年の ピエール・ドゥ・ロンサール 、
2009 年の グラハム・トーマス、
2015 年の カクテル
を掲載している。
[ 引用 : バラ大図鑑(NHK出版発行)]