NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名オカメ
園芸(流通)名
別名
科バ ラ (サクラ亜科)
属(和名属)プラヌス(サクラ [サクラ亜属])
学名Prunus incamp cv. Okame
ラテン語読みプルヌス・インカムプ(園芸品種)オカメ
英名( Null )
原産・分布地園芸品種
原産・分布地(カンヒザクラとマメザクラの交配)
園芸上分類落葉低木

 1枚目(右上)は、2024年 オカメの Bestshot である。
 オカメの特徴である花弁が弁色で脈が入るのがよくわかり、 青空に凛として咲くさまが美しいこの一枚を2024年 オカメの Bestshot とした。
 なお、2022・2023年はオカメの撮影をしていないため、 Bestshot はありません。

 2枚目(左)は、2021年 オカメの Bestshot である。
 オカメの特徴である花弁に脈が入るのがよくわかり、つぼみ の濃紅色と開きかけの花がわかるこの一枚を2021年 オカメの Bestshot とした。

 3枚目(左)は、2018年 オカメの Bestshot である。

 4枚目(左)は、2018年3月22日のオカメの満開時の樹形であり、 若木の内から木全体が濃紅色の花でおおわれているさまは とても見ごたえがある。
 2018年のオカメの開花期間は、 16日間と長期間であり、見ごろが長いので、 花見はじっくり見ることができる。
 なお、植栽して3年目のオカメはこんな樹形である。
 皆さんはもっとこんもりとした桜の木を 想像されたのではないかと思いますが、 あと10年もすれば立派な樹形に成長し、 見ごたえのある桜並木の一員となると思われる。

 5枚目(左)は、2018年3月15日に開花したオカメであり、 新舞子マリンパークで5番目に咲いた桜である。
 オカメは、花色が紫紅色のとても綺麗な桜である。
 花色は、親種が同じ寒緋桜の  ミヤビ、  ヨウコウ   に似ている。

 サクラ属については、  サクラ   を参照のこと。
 撮影地の新舞子マリンパークの品種別桜並木配置図は、
新舞子マリンパーク桜並木配置図 を見て下さい。なお、
同配置図が文字ズレで見にくい場合は PDF版で見て下さい。PDF版は5ページに分割されているため、 スクロールして見る必要があり、ちょっと手間ですがご容赦下さい。
 また、新舞子マリンパーク桜開花時期実績については、
 2018年実績(Darkblue ver.)2018年実績(従来版)
 2019年実績(Darkblue ver.)2019年実績(従来版)
 2021年実績(Darkblue ver.) を見て下さい。

 6枚目(左)は、2019年3月2日のオカメのつぼみである。
 この下向きのつぼみから黄色の雌しべが2本突き出しているのがわかる。 このようにつぼみの状態から雌しべが突き出ている桜には、 エドヒガンシダレジュウガツザクラ  がある。
 「あかんべーつぼみ」3つ目の品種の発見である。
 なお、オカメと十月桜はすべてのつぼみがこのようになるのではなく、 出ていないものの方が多い。 なぜ、このようになるかは今のところ不明である。

 7枚目(左)は、2018年3月11日のオカメの「つぼみ」であり、 濃い紅色をしており、木全体が濃紅色のつぼみでおおわれているさまは とても見ごたえがある。

 オカメは、英国の桜研究家イングラム氏が  カンヒザクラ  (寒緋桜)と  マメザクラ  (豆桜)を交配して1947年に作り出した品種で、 あまり大きくならないため鉢植えなどにも利用されている。
  [ 引用 : 公益財団法人、日本花の会HP ]

 樹形は広卵状で、樹高は低木である。
 開花時期は3月下旬で、花色は紫紅色である。
 花径は小輪で、花形は一重である。

 8枚目(左)は、2018年3月7日のオカメの 冬芽花芽)で、 9枚目(左下)の膨らんだ冬芽から 花となるつぼみが、 一つの冬芽から2~3個 顔を出したところである。
 あと、数日~一週間程度で開花となる予想である。
 (ほぼ予想通り8日後に開花した)

 9枚目(左)は、2019年2月27日現在のオカメの 花芽で、 オカメの開花時期は3月下旬であるが、 今年は暖冬のためもうすでに花芽の先端が割れ、 中からつぼみが顔を出し始めているところである。

 10枚目(左)は、2018年3月2日現在のオカメの冬芽で、 オカメの開花時期は3月下旬であり、 11枚目(左下)より膨らみが増し、 淡緑色が見え始めているところである。
 なお、5・6枚目でわかるように、 オカメは葉腋に冬芽が多数つく品種で、 このように多数の芽がかたまってつく芽を 複芽 (ふくが)という。

 11枚目(左)は、2018年2月20日現在のオカメの冬芽で、 オカメの開花時期は3月下旬であり、 少し膨らみ始めているところである。

 12枚目(左)は、2021年4月26日のオカメの実である。実は 色が暗紅色になってきており、ほぼ熟した状態と思われる。
 2019年(左下)の実は、黄熟しているようであるが、2021年は 赤熟しており、どちらの色が熟した色かは判別が難しいが、 2021年のこの実がオカメの熟したときの色と思われる。なお、 2021年は、この後、強風により実は全て落果してしまった。
 このように真っ黒や真っ赤に熟した実は、 「 オオシマザクラ(黒熟)」、 「 カワヅザクラ(赤熟)」、 「 カンザクラ(黒熟)」、 「 ケイオウザクラ(赤熟)」、 「 サノザクラ(黒熟)」、 「 ソトオリヒメ(黒熟)」、 「 ソメイヨシノ(黒熟)」、 「 フユザクラ(黒熟)」、 「 ミヤビ(赤熟)」、 「 ヨウキヒ(赤熟)」、 「 ヨウコウ(黒熟)」 などを掲載している。

 13枚目(左)は、2019年5月2日現在の オカメの実である。
 実は、長さ 10㎜、直径 7㎜(実測)で、 黄熟したところで、柄も赤橙色になってきている。
 昨年は熟すまでに落果してしまい熟したところは見れなかっ たが、今年はこの後完熟するまで見られるかどうか楽しみであ る。(追記:2019年も完熟実は見れなかった)

 14枚目(左)は、2018年4月18日現在の オカメの実である。
 実は、長さ 8㎜、直径 6㎜(実測)で、 色づき始めているところである。
 この先、実は落下してしまい完熟した実は 見れなかった。
 サクラは花が基本一重まれに半八重の品種が結実する。

 15枚目(左)は、2021年3月18日のオカメの花である。
 左の花は、花時期が終わり頃になった花で、花の中心分が 濃紅色になり、雄しべも紅色に染まったところである。
 右は花弁が散り、濃紅色の萼と雌・雄しべだけになったところ で、また別の顔を見せている。

 16枚目(左)は、2019年3月15日の オカメの花柄と萼筒および萼で、花柄の長さはやや短めで、 色は枝側は淡茶色で花側にいくにしたがって濃暗紅色になる。
 萼筒は鐘形で、色は濃暗紅色である。  萼は花弁と同じ5枚で、色は萼筒と同じ濃暗紅色である。
 花も濃いピンク色であり、額の濃暗紅色と相まって、 遠くからでも目立つ桜である。

 17枚目(左)は、2018年5月27日現在の オカメの葉である。
 葉は、広卵状で、葉身 8㎝、幅 4㎝(実測)で、 重鋸歯縁で、葉先が長くとがる特徴がある。
 葉柄は帯紅紫色で蜜腺は無い。

 18枚目(左)は、オカメの若木の樹皮であり、 若い桜特有の少しくすんだ暗褐色の樹皮で、 比較的少なめで短かく横向きの 皮 目 (ひもく)がある。

 19枚目(左)は、2018年5月27日現在の オカメの樹形である。
 植栽3年目のオカメは、樹高 2.5m(実測)である。

  1枚目画像撮影日:2024.03.08
  2枚目画像撮影日:2021.03.06
  3枚目画像撮影日:2018.03.15
  4枚目画像撮影日:2018.03.22
  5枚目画像撮影日:2018.03.15
  6枚目画像撮影日:2019.03.02
  7枚目画像撮影日:2018.03.11
  8枚目画像撮影日:2018.03.07
  9枚目画像撮影日:2019.02.27
  10枚目画像撮影日:2018.03.02
  11枚目画像撮影日:2018.02.20
  12枚目画像撮影日:2021.04.26
  13枚目画像撮影日:2019.05.02
  14枚目画像撮影日:2018.04.18
  15枚目画像撮影日:2021.03.18
  16枚目画像撮影日:2019.03.15
  17枚目画像撮影日:2018.05.27
  18枚目画像撮影日:2021.01.15
  19枚目画像撮影日:2018.05.27
  20枚目画像撮影日:2017.05.01
(1~20枚目撮影場所は、新舞子マリンパーク[愛知県知多市])

 20枚目(左)は、2017年5月01日現在の、 植栽2年目のオカメの樹形である。

2017.05.05 First making day [9w/97sr/602200]
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