モミジアオイ　 成長記録　2025 年

　現在までの今年の開花の特徴を述べます。
　今年の開花の特徴は、１つ目に開花個数が158個と過去２番目に多かったこと、 2つ目に１本当たりの平均開花個数が11.2個と新記録となったことです。
　咲き方の特徴としては、平均的な二山を形成する咲き方となり、１つ目の山の開 花期間が約30日間で開花個数が約70個、２つ目の山の開花期間が約60日間で開花 個数が約90個と後半はパラパラと長い期間咲いた状況です。
　特徴の一つである開花個数については、咲き始めは蕾の数が少なく100個に届く かと思われたくらいでしたが、その後も新しい蕾が次から次へと付き、あれよあれ よという間に100個に到達し、その後も咲き続け昨年の153個をも抜き2000年の 169個に次ぐ歴代２位となる158個まで記録を伸ばしました。ここまで多くの花が 咲いた要因は、全体に草丈が高くなったことと、秋になっても気温が高かったこと および葉がいつまでも残っていたことが考えられますが、詳しい要因は不明です。
　２つ目の特徴である１本当たりの開花個数が新記録となった要因は、草丈が１ｍ 未満の木が１本と例年になく全体として草丈が高くなったことが考えられます。
最終的には、草丈1.5ｍ越が４本、１～1.5ｍが９本、１ｍ以下が１本の14本仕立 てでしたが、１ｍ以下の木には花は咲かず、実質13本仕立てとなり、例年より少な い本数でありながら開花個数は歴代２位となるまでに多く咲き、１本当たりの開花 個数が11.2個と10個を初めて超えた昨年の10.2個を上回り新記録となりました。 個別には1.5ｍ越が18.3個と昨年の新記録15個を約３個も上回る結果となりまし たが、１～1.5ｍについては9.6個とほぼ昨年と同じでした。
　そして、特記すべきことは、232㎝まで伸びた木はなんと１本で26個の花が咲 きました。いままで１本当たり開花個数の最高記録は記録を取っていませんでした ので、詳しいことはわかりませんが、おそらく今年の26個が歴代の新記録だと思わ れます。158個の内の26個ということは、１本で全体の16％の花を咲かせたこと になります。

　今年の成長の特徴は、なんと言っても草丈が過去最高記録を更新したことです。
それも昨年の208㎝を大きく上回り最終的には232㎝で24㎝も上回りました。
　発芽は４月23日と昨年より２週間も遅い発芽で、過去25年間の平均発芽日４月 15日と比べても１週間遅い発芽でした。
　しかし、発芽後の成長がすこぶる良く、ここ数年に見られる５週目頃から10週目 頃にかけての成長の鈍化もなく、平均１日２㎝程度の成長を維持し、発芽5週間目 からは過去最も早い成長を維持し、蕾確認時（10週間目）で182㎝まで成長し、 その後は成長量が一気に鈍りましたが、12週目には２ｍの大台を突破し、最終的に は232㎝にまで達しました。
　もう一つ驚いたのは、茎の太さです。今までいくら太くなっても茎の根元の太さ が10㎝を超えることは無く、昨年で約９㎝であったものが、今年は10.3㎝と10㎝ をついに上回りました。とにかく太いの一言です。
　今年は、病害虫は全くなく、台風の襲来もなく、成長を阻害するものは何一つと して無く新記録達成となりました。
　新記録達成となった要因としては、先の条件の他には、土の入替を行い新しい土 での成育となったことと、兎に角水を切らさないように、前半は毎朝、後半は朝夕 の２回与えた続けたことだと思います。
　モミジアオイは「沼のハイビスカス」と言われるくらい沼地のような水分の多い 土で育ちますので、水を与えすぎても根腐れを起こすといったことはなく、兎に角 私のような鉢植えでは、水を切らさないようにすることが、成長にとって一番大切 なことです。

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成長記録 開花実績 開花個数年次変化
日平均開花個数年次変化(開花日数基準)
日平均開花個数年次変化(開花期間基準)
開花期間・日数・日数率年次変化
開花日数・開花個数相関
開花日数・日平均開花個数相関
開花期間・開花日数相関
開花日数率・開花個数相関
開花個数100個達成期間・日平均開花個数相関