NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名イシミカワ(石見川・石実皮・石膠)
園芸(流通)名
別名
科タ デ
属(和名属)ポリゴヌム( タ デ )
学名Polygonum perfoliata
ラテン語読みポリゴヌム・ペルフォリアタ
英名Mile-a-minute weed
原産・分布地日本各地、朝鮮半島、中国、
原産・分布地台湾、フィリピン、マレー半島に分布
園芸上分類蔓性一多草

 イシミカワは、日本各地、朝鮮半島、中国、台湾、 フィリピン、マレー半島に分布する蔓性一多草である。
 イシミカワの漢字表記は、石見川、石実皮、 石膠などと表記されるが、謂れがはっきりしていない。
 本種は、野の調べさんがせっかく送ってくれたが、 データが無く詳細は不明である。

 画像(右上)は、野の調べさんが、次のコメントをつけて、 初めて見る「イシミカワ」を、私に送ってくれたものである。
 『 散歩の途中で出合ったイシミカワです。 秋の陽光に照らされて輝いているようでした。
  つる性の一年草で他の樹木に絡み付いていました。 実の色は最初緑で,ついで赤紫,青と変わっていくそうです。
  しかし、表面の色は実を包んでいる萼の色で本当の実は この中にあります。(丸くて、熟すと黒色です)』

 タデ属は、世界に約300種が知られ、広く分布するが、北半球に多い。
 多くは草本であるが、しばしばつる性のものや、まれに半低木のものもある。
 葉は互生し、托葉は膜質鞘状となって茎を包む。
 花は穂状または円錐花序につくか、総状または束生して頭状となることもあり、 ふつう小花柄には関節がある。
 花被片は4~5個が1輪に並び、白または紅色に色づくことが多く、 基部でわずかに合生して、すべてが同じ大きさであるか、
ときにはその3裂片の背面が翼状にのびて果時に大きくなることがある。
 雄しべは5~8個である。子房は上位で、1室で1個の倒生胚珠がる。 花柱は頭状のことが多いが、まれに細裂するものもある。
 果実は小さく、3稜形またはレンズ状で種子のように見える堅果で、 ふつう光沢があり、裂開せず熟しても花被に包まれている。

 タデ科は、世界に約40属1000種と非常に多くの属、種がある科であり、 主に北半球に分布している。
 普通はタデ属が基本属として取り扱われるが、花序の形、柱頭の形、 花被片の形や翼の発達状態、葉鞘(ようしょう)の状態など、
それぞれのグループによってまとまりと変化が多く、 そのまとまりによって節や亜属に分けたり、またそれらを独立させて 9種類の属(イタドリ属、ミズヒキ属、 ミチヤナギ属、ツルドクダミ属、イブキトラノオ属、オンタデ属、 サナエタデ属、オオケタデ属、ソバカズラ属)として取り扱われことがあるが、 ここでは私の図鑑に基づきすべてタデ属一本にした。

 本属の仲間は、  アイ 、  イヌタデ 、  シロバナサクラタデ 、  ナツユキカズラ 、  ヒメツルソバ 、  ミゾソバ 、  ミズヒキ 、
 ポリゴヌム・ファイアー・テイル   などを掲載している。

【追記】
 イシミカワの学名の異名は、 Persicaria perfoliata(ペルシカリア・ペルフォリアタ)であり、 その場合はペルシカリア属(和名属:
イヌタデ属)の Echinocaulon 節に分類されている。
 タデ属は、APG では、 細分化されているようであるが、クロンキスト体系での前述した9分類と、 APG 体系での分類が確定できないため、 今後の課題として現状のままたした。

画像投稿日(投稿者):2008.10.31(野の調べさん)

2015.02.06 First making day [1a/12i/110700]
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