ポリゴヌム 〝 ファイアー・テイル ″
（無し)
タ デ
ポリゴヌム（ タ デ )
Polygonum amplexicaule cv. Fire tail
ポリゴヌム・アンプレクンカウレ
（園芸品種）ファイアー・テイル
( Null )
園芸品種
落葉性多年草
ポリゴヌム・ファイアー・テイルは、園芸品種である。
基本種はヒマラヤ原産のポリゴヌム・アンプレクンカウレである。
ポリゴヌム・アンプレクンカウレは、高さ１mをこす多年草で、
根茎で株が広がる。葉は披針形から卵形で長さ20㎝である。
花は紅色で、長さ10～15㎝の細い穂状花序につき、夏から秋に
咲く。その園芸品種に、濃紅色に咲く本種がある。
タデ属は、世界に約300種が知られ、広く分布するが、北半球
に多い。多くは草本であるが、しばしばつる性のものや、まれに
半低木のものもある。葉は互生し、托葉は膜質鞘状となって茎を包む。
花は穂状または円錐花序につくか、総状または束生して頭状と
なることもあり、ふつう小花柄には関節がある。
花被片は４～５個が１輪に並び、白または紅色に色づくことが
多く、基部でわずかに合生して、すべてが同じ大きさであるか、
ときにはその３裂片の背面が翼状にのびて果時に大きくなることがある。
雄しべは５～８個である。子房は上位で、１室で１個の倒生胚珠がある。
花柱は頭状のことが多いが、まれに細裂するものもある。
果実は小さく、３稜形またはレンズ状で種子のように見える堅果で、
ふつう光沢があり、裂開せず熟しても花被に包まれている。
[ 引用 ： 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修：小学館発行 ) ]
クロンキスト体系では、タデ属は、イタドリ属、ミズヒキ属、
ミチヤナギ属、ツルドクダミ属、イブキトラノオ属、オンタデ属、
サナエタデ属、オオケタデ属、ソバカズラ属に細分されることがあるが、
ここでは私の図鑑に基づきすべてタデ属一本にした。
本属の仲間は、
アイ 、
イヌタデ 、
イシミカワ 、
シロバナサクラタデ 、
ナツユキカズラ 、
ヒメツルソバ 、
ミゾソバ 、
ミズヒキ
などを掲載している。
【追記】
ポリゴヌム・アンプレクンカウレの学名の異名は、
Bistorta amplexicaulis
（ビストルタ・アンプレクンカウリス）であり、
その場合は
ビストルタ属（和名属：イブキトラノオ属）
に分類されている。
タデ属は、APG では、
細分化されているようであるが、クロンキスト体系での前述した９分類と、
APG 体系での分類が確定できないため、
今後の課題として現状のままたした。
