スイカズラ ➡ レンプクソウに変更(APGⅡ)
ウィブルヌム(ガマズミ)
Viburnum dilatatum
ウィブルヌム・ディラタツム
( Unknown )
北海道~九州、朝鮮半島南部、
中国中部に分布
落葉低木
ガマズミは、落葉低木で2~3mから4mに達する。
葉は円形ないし広卵形で低い鋸歯があり、秋にはやや紅葉する。
花序は径6~10㎝で、花冠は径5㎜程度と小さくて白色である。
開花時期は5~6月で、果実は10月に熟して赤くなる。
画像は、広島県人さんが、「森林浴」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 今日は、シャクナゲの群生地(管理されている)
クロボヤ峡へ行きましたが、まだちらほらで来週位が見頃らしいです。
でも新緑の中を気持ちよく歩き、写真も撮り、
お弁当を食べて帰りました。写真は、たくさん咲いていたガマズミです。』
注:クロボヤ峡は東広島市の観光名所のひとつである。
ガマズミ属は、北半球の温帯、暖帯に広く分布し、
東南アジアや南アフリカの高地にもあり、
とくに東アジアと北アフリカに多い。
約120種が分布し、そのうち日本には約30種があり、
中国大陸に多く40種あまりを数える。
落葉または常緑の低木ないし小高木で、葉は対生する。
花は円錐ないし散房状花序につき、
大形で中性の装飾花をもつものがある。
萼は5歯をもち、花冠は車状、筒状などで5裂する。
雄しべは5個で、雌しべの柱頭は3裂し、子房は下位で1室をもつ。
花は通常白色で、ときに桃色で芳香を放つ種もある。
果実は石果で、赤、青色に熟すことが多い。
花、果実ともに観賞価値が高い種が多い。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
花の名前(植村猶行監修:NHK出版)]
本属の仲間は、
オオデマリ 、
ミヤマガマズミ 、
ゴモジュ 、
サンゴジュ 、
ハクサンボク 、
ビブルナム・エスキモー
などを掲載している。
【追記】
ガマズミ属は、APGⅡ
でスイカズラ科から分離し、
レンプクソウ科(マツムシソウ目)に変更になった。