NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名ガマズミ(莢蒾)
園芸(流通)名
別名
科スイカズラ ➡ レンプクソウに変更(APGⅡ)
属(和名属)ウィブルヌム(ガマズミ)
学名Viburnum dilatatum
ラテン語読みウィブルヌム・ディラタツム
英名( Unknown )
原産・分布地北海道~九州、朝鮮半島南部、
原産・分布地中国中部に分布
園芸上分類落葉低木

 ガマズミは、落葉低木で2~3mから4mに達する。 葉は円形ないし広卵形で低い鋸歯があり、秋にはやや紅葉する。
 花序は径6~10㎝で、花冠は径5㎜程度と小さくて白色である。 開花時期は5~6月で、果実は10月に熟して赤くなる。

 画像は、広島県人さんが、「森林浴」のタイトルで、 次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
 『 今日は、シャクナゲの群生地(管理されている) クロボヤ峡へ行きましたが、まだちらほらで来週位が見頃らしいです。
  でも新緑の中を気持ちよく歩き、写真も撮り、 お弁当を食べて帰りました。写真は、たくさん咲いていたガマズミです。』
 注:クロボヤ峡は東広島市の観光名所のひとつである。


 ガマズミ属は、北半球の温帯、暖帯に広く分布し、 東南アジアや南アフリカの高地にもあり、 とくに東アジアと北アフリカに多い。
 約120種が分布し、そのうち日本には約30種があり、 中国大陸に多く40種あまりを数える。
 落葉または常緑の低木ないし小高木で、葉は対生する。
 花は円錐ないし散房状花序につき、 大形で中性の装飾花をもつものがある。
 萼は5歯をもち、花冠は車状、筒状などで5裂する。 雄しべは5個で、雌しべの柱頭は3裂し、子房は下位で1室をもつ。
 花は通常白色で、ときに桃色で芳香を放つ種もある。
 果実は石果で、赤、青色に熟すことが多い。 花、果実ともに観賞価値が高い種が多い。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、 花の名前(植村猶行監修:NHK出版)]

 本属の仲間は、  オオデマリ 、  ミヤマガマズミ 、  ゴモジュ 、  サンゴジュ 、  ハクサンボク 、  ビブルナム・エスキモー
 などを掲載している。

【追記】
 ガマズミ属は、APGⅡ でスイカズラ科から分離し、 レンプクソウ科(マツムシソウ目)に変更になった。

画像撮影日(提供者:撮影地):2006.05.21(広島県人さん:東広島市)

2015.02.17 First making day [2k/21ka/133300]
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