NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名オオデマリ(大手毬)
園芸(流通)名
別名テマリバナ(手毬花)
科スイカズラ ➡ レンプクソウに変更(APGⅡ)
属(和名属)ウィブルヌム(ガマズミ)
学名Viburnum plicatum var. plicatum
ラテン語読みウィブルヌム・プリカツム (変種)プリカツム
英名Japanese snowball
原産・分布地園芸品種
園芸上分類落葉低木


 オオデマリは、花がすべて中性の装飾花となった栽培品種である。 花序がアジサイのように手毬状になる。

 いつ頃から園芸品種として栽培されたか明らかでないが、 1694年の書籍にはその記載がある。

 オオデマリは、 Viburnum plicatum (ウィブルヌム・プリカツム)とする決めと、 Viburnum plicatum var. plicatum (ウィブルヌム・プリカツム(変種)プリカツム)とする決めがあるが、 オオデマリの説明としてより合っている後述を採用した。

 「オオデマリ(大手毬)」に対し、「  コデマリ (小手毬)」という花があるが、オオデマリはスイカズラ科カマズミ属で、 コデマリはバラ科シモツケ属であり、まったく異なった仲間である。


 ガマズミ属は、北半球の温帯、暖帯に広く分布し、 東南アジアや南アフリカの高地にもあり、 とくに東アジアと北アフリカに多い。
 約120種が分布し、そのうち日本には約30種があり、 中国大陸に多く40種あまりを数える。
 落葉または常緑の低木ないし小高木で、葉は対生する。
 花は円錐ないし散房状花序につき、 大形で中性の装飾花をもつものがある。
 花は通常白色で、ときに桃色で芳香を放つ種もある。
 萼は5歯をもち、花冠は車状、筒状などで5裂する。
 雄しべは5個で、雌しべの柱頭は3裂し、子房は下位で1室をもつ。


 果実は石果で、赤、青色に熟すことが多い。 花、果実ともに観賞価値が高い種が多い。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]

 本属の仲間は、  ガマズミ 、  ミヤマガマズミ 、  ゴモジュ 、  サンゴジュ 、  ハクサンボク 、  ビブルナム・エスキモー
 などを掲載している。

【追記】
 ガマズミ属は、APGⅡ でスイカズラ科から分離し、 レンプクソウ科(マツムシソウ目)に変更になった。

1枚目画像撮影日:2007.04.21
2枚目画像撮影日:2007.04.14
3枚目画像撮影日:2004.04.29

2015.02.08 First making day [1a/15o/123300]
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