NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名ツノナス(角茄子)
園芸(流通)名
別名フォックスフェース、キツネナス(狐茄子)
科ナ ス
属(和名属)ソラヌム( ナ ス )
学名Solanum mammosum
ラテン語読みソラヌム・マンモスム
英名Nipplefruit
原産・分布地熱帯アメリカ原産
園芸上分類小低木但し園芸的には一年草扱い

 フォックスフェースは、熱帯アメリカ原産で、高さ1m前後の小低木であるが、 園芸的には通常一年草として扱われている。
 全株に刺と毛が多いが、刺の無い系統も選抜栽培されている。
 葉は幅広い卵円形で不規則に切れ込む。
 花は少数で、紫色、果実は黄色からオレンジ色で、 長さ5㎝でとっくり型をしており乳頭状の突起をつける。
 果実は葉を取り去って生け花材料とする。
 別名のフォックスフェースは、果実の形がキツネに 似ていることからつけられた和製英語と思われる。
 果実は、食べると中毒を起こすと言われている。

 ナス属は、世界の熱帯から温帯にかけて広く分布し、 1700種ほどが知られ、とくに南アメリカに多い。
 草本または低木、ときに小高木となり、 茎はふつう直立するが、蔓状になることもある。 ときに刺があり、しばしば星状毛が生える。
 葉は互生し、多くは単葉で全縁または鋸歯縁で、 ときに羽状に深裂し、または複葉となる。
 花は単生、束生、あるいは集散花序、散房状花序をなし、 葉腋(まれに茎頂)、茎の途中、または葉と対生するようにつく。
 萼はふつう広鐘形で4~10裂し、多くは5裂する。
 花冠は車形または鐘形で、花筒は短く先は5裂し、 裂片は蕾のときは扇だたみ状にたたまる。

 雄しべはふつう5個で、花冠裂片と互生して花筒につき、 花糸は太くて短い。
 葯は2室で花柱を取り巻いて互いに接し、ふつう孔裂開する。 子房は2室でまれに3~4室になり、花柱は糸状である。
 果実は液果で球形、楕円形、 ときに長楕円形で扁平でゆがんだ円形の種子を多数含む。
 アルカロイドを含むために有毒植物が多いが、食用となるものもあり、 ジャガイモやナス、ペピーノなどが重要である。
 花や果実が美しい観賞植物も多い。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]

 本属の仲間は、  イヌホウズキ 、  ジャガイモ 、  ソラヌム 、  タマゴナス 、  ツルハナナス 、  ナス 、  フユサンゴ 、
 ルリヤナギ 、  ワルナスビ   など、多くの品種を掲載している。

1・2枚目画像撮影日(場所):2017.10.26 (花フェスタ記念公園[岐阜県可児市])

2017.11.16 First making day [6h/63fu/266700]
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