リュウキュウヤナギ(琉球柳)、
スズカケヤナギ(鈴掛柳)、ハナヤナギ(花柳)
ナ ス
ソラヌム(ナス)
Solanum glaucophyllum
ソラヌム・グラウコフィルム
Waxyleaf nightshade
半耐寒性常緑低木
ルリヤナギは、ペルー、ブラジル、ウルグアイ、
アルゼンチン原産の半耐寒性常緑低木で、高さ1~2mになる。
枝は軟質で、粉白色である。
葉は長披針形で長さ10~15㎝で幅2~4㎝で、
両面とも無毛で白っぽい青緑色をしている。
花は頂生または腋生での散房状花序につき、
花冠は車形で径約2.5㎝で、花色は紫色である。
雄しべ、雌しべは黄色である。液果は径1㎝前後で、
濃い紫色で中に数個の種子を含む。
増殖は実生や挿木のほか、地下茎で増殖するので株分けもできる。
枝がまばらに細長く伸びるので、
樹形はよくないが変わった感じの花木である。
ナス属は、世界の熱帯から温帯にかけて広く分布し、
1700種ほどが知られ、とくに南アメリカに多い。
草本または低木、ときに小高木となり、茎はふつう直立するが、
蔓状になることもある。ときに刺があり、しばしば星状毛が生える。
葉は互生し、多くは単葉で全縁または鋸歯縁で、
ときに羽状に深裂し、または複葉となる。
花は単生、束生、あるいは集散花序、散房状花序をなし、
葉腋(まれに茎頂)、茎の途中、または葉と対生するようにつく。
萼はふつう広鐘形で4~10裂し、多くは5裂する。
花冠は車形または鐘形で、花筒は短く先は5裂し、
裂片は蕾のときは扇だたみ状にたたまる。
雄しべはふつう5個で、花冠裂片と互生して花筒につき、
花糸は太くて短い。
葯は2室で花柱を取り巻いて互いに接し、ふつう孔裂開する。
子房は2室でまれに3~4室になり、花柱は糸状である。
果実は液果で球形、楕円形、
ときに長楕円形で扁平でゆがんだ円形の種子を多数含む。
アルカロイドを含むために有毒植物が多いが、
食用となるものもあり、ジャガイモやナス、ペピーノなどが重要である。
花や果実が美しい観賞植物も多い。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
本属の仲間は、
イヌホオズキ 、
ジャガイモ 、
ソラヌム 、
タマゴナス 、
ツルハナナス 、
ナス 、
フォックスフェース 、
フユザンゴ 、
ワルナスビ
など、多くの品種を掲載している。