NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名ルリヤナギ(瑠璃柳)
園芸(流通)名
別名リュウキュウヤナギ(琉球柳)、
別名スズカケヤナギ(鈴掛柳)、ハナヤナギ(花柳)
科ナ ス
属(和名属)ソラヌム(ナス)
学名Solanum glaucophyllum
ラテン語読みソラヌム・グラウコフィルム
英名Waxyleaf nightshade
園芸上分類半耐寒性常緑低木
原産・分布地ペルー、 ブラジル、ウルグアイ、アルゼンチン原産

 ルリヤナギは、ペルー、ブラジル、ウルグアイ、 アルゼンチン原産の半耐寒性常緑低木で、高さ1~2mになる。
 枝は軟質で、粉白色である。
 葉は長披針形で長さ10~15㎝で幅2~4㎝で、 両面とも無毛で白っぽい青緑色をしている。
 花は頂生または腋生での散房状花序につき、 花冠は車形で径約2.5㎝で、花色は紫色である。
 雄しべ、雌しべは黄色である。液果は径1㎝前後で、 濃い紫色で中に数個の種子を含む。
 増殖は実生や挿木のほか、地下茎で増殖するので株分けもできる。
 枝がまばらに細長く伸びるので、 樹形はよくないが変わった感じの花木である。

 ナス属は、世界の熱帯から温帯にかけて広く分布し、 1700種ほどが知られ、とくに南アメリカに多い。
 草本または低木、ときに小高木となり、茎はふつう直立するが、 蔓状になることもある。ときに刺があり、しばしば星状毛が生える。
 葉は互生し、多くは単葉で全縁または鋸歯縁で、 ときに羽状に深裂し、または複葉となる。

 花は単生、束生、あるいは集散花序、散房状花序をなし、 葉腋(まれに茎頂)、茎の途中、または葉と対生するようにつく。
 萼はふつう広鐘形で4~10裂し、多くは5裂する。
 花冠は車形または鐘形で、花筒は短く先は5裂し、 裂片は蕾のときは扇だたみ状にたたまる。
 雄しべはふつう5個で、花冠裂片と互生して花筒につき、 花糸は太くて短い。
 葯は2室で花柱を取り巻いて互いに接し、ふつう孔裂開する。 子房は2室でまれに3~4室になり、花柱は糸状である。

 果実は液果で球形、楕円形、 ときに長楕円形で扁平でゆがんだ円形の種子を多数含む。
 アルカロイドを含むために有毒植物が多いが、 食用となるものもあり、ジャガイモやナス、ペピーノなどが重要である。
 花や果実が美しい観賞植物も多い。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]

 本属の仲間は、  イヌホオズキ 、  ジャガイモ 、  ソラヌム 、  タマゴナス 、  ツルハナナス 、  ナス 、
 フォックスフェース 、  フユザンゴ 、  ワルナスビ   など、多くの品種を掲載している。

画像撮影日:2004.07.10

2015.11.10 First making day [9r/93ru/324900]
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