エゾヤマザクラ(蝦夷山桜)、
ベニヤマザクラ(紅山桜)
バ ラ (サクラ亜科)
プラヌス(サクラ [サクラ亜属])
Prunus sargentii
プルヌス・サージェンティー
( Null )
落葉高木
サハリン、千島、北海道、
本州中・北部に分布
1枚目(右上)は、2018年 大山桜の Bestshot である。
2019~2023年は、大山桜は開花しなかったため、Bestshot はありません。
2枚目(左)は、2018年 大山桜の Bestshot である。
3枚目(左)は、2018年4月5日の大山桜であり、
満開状態の一枚である。
満開といっても植栽2年目の超若木であり、
今のところ3輪しか咲いていない。
したがって、花見時期は特定できなかった。
大山桜は、紅紫色の一重咲きで、花径が3~3.5㎝
(実測)の中輪で、花弁は5枚である。
一枚目(右上)の花は、色が紅紫色ではなく、
淡紅色であり、別名の「ベニヤマザクラ」というには
チョッと違いがあり、今後も調査が必要である。
なお、植栽して2年目の大山桜はこんな樹形である。
皆さんはもっとこんもりとした桜の木を
想像されたのではないかと思いますが、
あと10年もすれば立派な樹形に成長し、
見ごたえのある桜並木の一員となると思われる。
4枚目(左下)は、2018年4月5日の大山桜であり、 一重咲きの桜は、普通花弁が5枚であるが、 珍しく4枚のため掲載した。
オオヤマザクラは、サハリン、千島、北海道、本州中・
北部および亜高山帯の温帯・亜寒帯に分布し、本州中部では
ヤマザクラより700~1500m高い地帯に自生する。
いわば東北、北海道を代表する桜で、高さ25m、
胸高直径1.3mにもなる落葉高木である。
若枝は灰白色でやや太く無毛で、幹枝の樹皮は暗栗色、
若葉は赤褐色で新芽は少し粘る。
葉は長さ8~15㎝の楕円形でやや厚く、円脚で縁には
粗い鋸歯があり、表面は濃緑色で、裏面は少し白みを帯び、
葉柄は帯紅紫色で上方に1対の紅色の蜜腺がある。
開花時期は4~5月であるが、
ヤマザクラ
(山桜)より少し遅い。
花は2~3個を散形花序につけ、展葉よりやや早く咲く。
花は径3~4.5㎝で、紅紫色で美しいため、
ベニヤマザクラ(紅山桜)ともよばれる。
萼筒は倒円錐形である。果実は計約1㎝の球形で
黒紫色に熟し、苦くて食べられない。
本種の名所としては、長野県の戸隠神社参道、
中禅寺湖畔、北海道では円山公園、札幌神社、
とくに厚岸の国泰寺が有名である。
学名の種の形容語の「サージェンティー」は、
アメリカの植物学者サージェントにちなむ。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )]
5枚目(左上)は、2018年3月30日現在の大山桜の
若葉であり、この時点で「つぼみ」は確認できず、
若木のため、このまま葉桜になってしまうのか、
様子見の状態である。
(4月5日現在、開花した3輪の花を確認した)
日本に自生する桜の原種(野生種ともいう)は、
エドヒガン、
オオシマザクラ,
オオヤマザクラ,
カスミザクラ,
カンヒザクラ 、
クマノザクラ 、タカネザクラ 、 チョウジザクラ 、
マメザクラ 、
ミヤマザクラ 、
ヤマザクラ
の 11品種である。
この内、日本の固有種(その国やその地域でしか分布して
いない種)は、
オオシマザクラ、
クマノザクラ、チョウジザクラ、
マメザクラ 、
ヤマザクラ
の 5品種である。
6枚目(左)は、2018年3月28日現在の大山桜の 冬芽( 葉芽)で、 大山桜の開花時期は4月~5月であり、 6枚目(左下)よりさらに膨らみが増し、 先端が割れ葉が出始めている状態である。
7枚目(左)は、2018年3月22日現在の大山桜の冬芽で、 大山桜の開花時期は4月~5月であるが、 8枚目(左下)より少し膨らみ始め、 紅色が見え始めている状態である。
サクラ属については、
サクラ
を参照のこと。
撮影地の新舞子マリンパークの品種別桜並木配置図は、
新舞子マリンパーク桜並木配置図 を見て下さい。なお、
同配置図が文字ズレで見にくい場合は
PDF版で見て下さい。PDF版は5ページに分割されているため、
スクロールして見る必要があり、ちょっと手間ですがご容赦下さい。
また、八・九枚目以外の
新舞子マリンパーク桜開花時期実績については、
2018年実績(Darkblue ver.) 、
2018年実績(従来版) 、
2019年実績(Darkblue ver.) 、
2019年実績(従来版) 、
2021年実績(Darkblue ver.) 、
2024年実績(Darkblue ver.) を見て下さい。
8枚目(左上)は、2018年1月29日の大山桜の冬芽であり、
大山桜の開花時期は4月~5月であり、
まだ全く堅い状態である。
9・10枚目(左・左下)は、こまさんが、「桜」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 久しぶりの 早朝散歩です。
石狩街道創成川河川敷のさくらです。
エゾヤマザクラ、北海道はほとんどこの種類です。
色はかなり濃いですよ。
ただ花と一緒に葉も出てくるのですよ。』
こまさんが投稿してくれた「エゾヤマザクラ」は、 「オオヤマザクラ」の別名であり、ここに掲載したが、 「オオヤマザクラ」は一重であり、 こまさんが投稿してくれた桜は、八重桜であり、 違いがあるが、私のレベルではこの違いは、 今のところ不明である。
11枚目(左)は、2018年5月27日現在の大山桜の葉である。
葉は、楕円形で、葉身 10㎝、幅 8㎝(実測)で、
単鋸歯または重鋸歯縁で、葉先が長くとがる特徴がある。
葉柄は帯紅紫色で上方に1対の紅色の蜜腺がある。
12枚目(左)は、2024年6月5日現在の大山桜の樹形である。
植栽9年目の大山桜で、樹形は広卵状ないし傘状で、樹高
は 2.4 m(実測)と植栽9年目にしてはやや成長が鈍く、今年
やっと2~3輪の花が咲いた状態です。
13枚目(左下)と比べると6年間で樹高は 30 ㎝しか成長して
いないが、枝張りは広がっており、それなりの成長はしている
が、その成長度合いはかなり鈍い状態である。
1枚目画像撮影日:2024.04.10
2~4枚目画像撮影日:2018.04.05
5枚目画像撮影日:2018.03.30
6枚目画像撮影日:2018.03.28
7枚目画像撮影日:2018.03.22
8枚目画像撮影日:2018.01.29
(1~8枚目撮影場所は、新舞子マリンパーク[愛知県知多市])
9・10枚目画像投稿日(投稿者:撮影場所):2017.05.18
(こまさん:石狩街道創成川河川敷[北海道札幌市])
11枚目画像撮影日:2018.05.27
12枚目画像撮影日:2024.06.05
13枚目画像撮影日:2018.05.27
14枚目画像撮影日:2018.01.29
(11~14枚目撮影場所は、新舞子マリンパーク[愛知県知多市])
13枚目(左)は、2018年5月27日現在の
大山桜の樹形である。
植栽3年目の大島桜は、樹高 2.1m(実測)である。
14枚目(左)は、大山桜の若木の樹皮であり、 一般的な若い桜特有の艶のある暗褐色の樹皮で、 少しばかりの短めで横向きの 皮 目 (ひもく)がある。