










アメリカフヨウの花は、この植物図鑑に掲載した花の中で、
もっとも花径が大きな花である。
一・二枚目(右上・下)は、私が咲かせた数少ない花の一つである。 咲いた時の花の大きさに感動したものである。
日本で「アメリカフヨウ」と呼ばれているものは、
クサフヨウを基本に H. coccineus(モミジアオイ)、
H. militaris (ソコベニアオイ)
などを交配した交雑種と考えられている。
なお、学名として H. hybridus または
H. meehanii
として区別する場合もあるが、これは正式な学名ではない。
基本種は、花色が桃色を基本とし、白色もあり、
中央部が暗色になるものとならないものあがる。
基本種の花径は10~16㎝であるが、私が育てたアメリカフヨウ
(一・二枚目(右上・左))は、交雑種と考えられ、
花径が25㎝程と非常に大きな花弁に驚いた。
しかし、花は一日花なので夕方には萎んでしまう。
二枚目(左)の画像は、明日に咲く前日の蕾の状態である。蕾の長さが9㎝もある。
とにかくこれまで私が見てきた露地で咲く花の中では最も大きい花です。
三枚目(左)は、広島県人さんが、「アメリカフヨウ」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 先日、車で通り過ぎてしまったアメリカフヨウの花の
色違いをまたまた発見し、今日は、時間があったので、
カメラに収めました。花が大きいです。
近くで観るとまた迫力が違います。』
本属の仲間は、
ハワイの花 ハイビスカス 、
園芸品種の ハイビスカス・ファンタジー・チャーム 、
ハワイで育成された フウリンブッソウゲ 、
本属の代表種の フヨウ 、
フヨウの園芸種の スイフヨウ 、
学名と同じ名前の ハマボウ 、
多くの園芸品種がある ムクゲ 、
NIO のトレードマークの モミジアオイ
本種の交配種の タイタンビカス など、私の大好きな品種を多く記載している。
フヨウ属は、世界各地の熱帯、亜熱帯を中心に、
温帯を含んで分布し、約250種がある。
観賞用のほか、食用、繊維用などに約50種が栽培され、
形態も高木、低木および草本などさまざまである。
葉は互生し、多くは掌状に分裂し鋸歯縁まれに全縁である。
花は両性花で、葉腋に単生するが、ときに総状、
円錐あるいは散房花序をなす。
花弁は白、桃、紅、黄色などがあり、花の下に小苞をもち、
その形態、苞片の数などは、分類学上重要な目安となる。
萼は筒状、杯状で歯牙縁もしくは5深裂する。花弁は5枚である。
雄しべは多数で筒状に合着し、その中から花柱が突き出す。
花柱は先が5枝に分かれ、先端が頭状となる。果実は蒴果で、
5室に分かれ開裂して種子を出す。
種子は小形で有毛または無毛で心臓形、三角形、球状などさまざまである。
本属の園芸品種が多数作り出されたのは、ハワイにおいてで、
もっとも古い記録は、1902年にギフォード氏によって自生種同士の
交雑で4品種が作り出され、次いで1909年以来濃業試験場で本格的な交配が
行われるようになり、ブッソウゲも導入されて交雑され、
5年間に1000にのぼる園芸品種が生まれた。その後は、
交配種同士の交雑が繰り返されて現在にいたっている。
[ 引用 : 園芸植物大事典 (塚本洋太郎総監修:小学館発行)、
花の名前(植村猶行監修:NHK出版)]
私のトレードマークとしている「モミジアオイ」も勿論この仲間である。
その他にも「ケナフ」「ハマボウ」「ブッソウゲ」「フヨウ」「ムクゲ」
などなど、聞きなれた花たちが仲間である。