キ ク
クリサンテムム(キク)
Chrysanthemum pacificum
クリサンテムム・パキフィクム
Ajania
関東南部~静岡県御前崎に分布
多年草(地下茎)
イソギクは、関東南部~静岡県御前崎に分布する地下茎を有する多年草である。
イソギクは、自然には海岸の崖などに生えるが、
家庭の庭などにもよく植え得られている。茎の高さは30~40㎝、
葉の裏面は蜜に毛があって銀白色を呈する。
花は10~11月で頭花は多数散房状につき、径5~6㎜で黄色である。
本属の仲間は、
キク 、
マーガレット 、
シャスタ・デージー 、
ノース・ポール 、
クリサンセマム・ムルチコーレ や、
マーガレットの園芸品種の
マーガレット・ピンク・ディライト
などを掲載している。
キク属は、世界におよそ200種あり、ユーラシア大陸の寒~暖帯に多く、
アフリカや北アメリカにもある。
多くの園芸植物を含み、薬用にもされている。。
一年草または多年草ときに亜低木のものもある。
葉は互生し、分裂しないものから多く切れ込むものまである。
花は虫媒で、頭花(頭状花序)は大きいものから小さいものまである。
花色は白、黄、紅であるが青はない。
頭花は辺花と心花からなり、総苞は半球状で総苞片は多列で、
かわら重ねに状に並び、その縁はしばしば乾膜質である。
花床は平たいか、突出し、栽培のキクを除けば、一般に付属体はない。
辺花は雄花で多くは舌状花であるが、
ときに舌状に発達しないで管状となり、先が3裂する。
心花は両性で、管状で先が5裂する。
雄しべは5個あり、花冠は筒部に合生し、葯は合して管状となり、
各葯の基部は鈍形で尾状とならない。
先には楕円形の付属体がある。雌しべの花柱は、
先がわずかに2分し、その先は切形である。
子房は下位で、果実は3稜のあるもの、三角形のもの、
円柱のものなどがあり、ときに少し扁平となったものがある。
まったく冠毛のないものがあるが、種によっては辺花の果実、
または心花の果実、あるいは全部が小冠をつける。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
三枚目(左上)は、広島県人さんが、 自宅の庭に咲いているイソギクを、私に送ってくれたものである。