キ ク
クリサンテムム( キ ク )
Chrysanthemum paludosum
cv. North Pole
クリサンテムム・パルドスム
(園芸品種)ノース・ポール
( Unknown )
園芸品種(親種は北アフリカ原産)
半耐寒性一年草
ノース・ポールは、園芸品種であり、
親種は北アフリカ原産の半耐寒性一年草である。
親種は、日本には1970年ごろ輸入され、花壇用として使われている。
親種は、草丈は15~20㎝くらいで、開花時の葉数は12~20個である。
半耐寒性で低温(5~10℃)で、長日で発蕾し、開花が多くなる。
低温、短日では葉が大きく、株張りもよく、また、分枝数も多くなるが、
ロゼット状になる。高温(30℃前後)では発育がとまり、
20℃くらいでは弱々しく育つ。
キク属は、世界におよそ200種あり、ユーラシア大陸の寒~暖帯に多く、
アフリカや北アメリカにもある。
多くの園芸植物を含み、薬用にもされている。。
一年草または多年草ときに亜低木のものもある。
葉は互生し、分裂しないものから多く切れ込むものまである。
花は虫媒で、頭花(頭状花序)は大きいものから小さいものまである。
花色は白、黄、紅であるが青はない。
頭花は辺花と心花からなり、総苞は半球状で総苞片は多列で、
かわら重ねに状に並び、その縁はしばしば乾膜質である。
花床は平たいか、突出し、栽培のキクを除けば、一般に付属体はない。
辺花は雄花で多くは舌状花であるが、
ときに舌状に発達しないで管状となり、先が3裂する。
心花は両性で、管状で先が5裂する。
雄しべは5個あり、花冠は筒部に合生し、葯は合して管状となり、
各葯の基部は鈍形で尾状とならない。
先には楕円形の付属体がある。雌しべの花柱は、先がわずかに2分し、
その先は切形である。
子房は下位で、果実は3稜のあるもの、三角形のもの、
円柱のものなどがあり、ときに少し扁平となったものがある。
まったく冠毛のないものがあるが、種によっては辺花の果実、
または心花の果実、あるいは全部が小冠をつける。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
本属の仲間は、
キク 、
イソギク 、
マーガレット 、
ジャスタ・デージー 、
クリサンセマム・ムルチコーレ や、
マーガレットの園芸品種の
マーガレット・ピンク・ディライト などを掲載している。