キ ク
クリサンテムム( キ ク )
Chrysanthemum frutescens cv. *****
クリサンテムム・フルテスケンス
(園芸品種)ピンク・ディライト
( Unknown )
園芸品種(基本種はカナリア諸島原産)
非耐寒性多年草
本種は、園芸品種である。基本種はマーガレットであり、
カナリア諸島原産の多年草である。
ピンクの八重咲きで、日がよく当たるほど色が濃く出る。
草丈はコンパクトで良く分枝しボリュームのある株になる。
開花時期は、3~6月と秋である。
本属の仲間は、
キク 、
イソギク 、
マーガレット 、
ノース・ポール 、
シャスタ・デージー 、
クリサンセマム・ムルチコーレ
などを掲載している。
キク属は、世界におよそ200種あり、
ユーラシア大陸の寒~暖帯に多く、アフリカや北アメリカにもある。
多くの園芸植物を含み、薬用にもされている。
一年草または多年草ときに亜低木のものもある。葉は互生し、
分裂しないものから多く切れ込むものまである。
花は虫媒で、頭花(頭状花序)は大きいものから小さいものまである。
花色は白、黄、紅であるが青はない。
頭花は辺花と心花からなり、総苞は半球状で総苞片は多列で、
かわら重ねに状に並び、その縁はしばしば乾膜質である。
花床は平たいか、突出し、栽培のキクを除けば、一般に付属体はない。
辺花は雄花で多くは舌状花であるが、ときに舌状に発達しないで管状となり、
先が3裂する。心花は両性で、管状で先が5裂する。
雄しべは5個あり、花冠は筒部に合生し、葯は合して管状となり、
各葯の基部は鈍形で尾状とならない。
先には楕円形の付属体がある。雌しべの花柱は、
先がわずかに2分し、その先は切形である。
子房は下位で、果実は3稜のあるもの、三角形のもの、
円柱のものなどがあり、ときに少し扁平となったものがある。
まったく冠毛のないものがあるが、種によっては辺花の果実、
または心花の果実、あるいは全部が小冠をつける。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]