シャスタ・デージーの名はカルフォルニアの万年雪をいただく
シャスタ山にちなんでつけられた。耐寒性のある多年草である。
草丈は50~60cmで全体が無毛である。
花茎の抽だい前には基部に葉が根出する。
抽だいした花茎は頭花を1個つける。
頭花は径5~10㎝となり、辺花は白色で心花は黄色である。
キク属は、世界におよそ200種あり、
ユーラシア大陸の寒~暖帯に多く、
アフリカや北アメリカにもある。
多くの園芸植物を含み、薬用にもされている。。
一年草または多年草ときに亜低木のものもある。
葉は互生し、分裂しないものから多く切れ込むものまである。
花は虫媒で、頭花(頭状花序)は大きいものから小さいものまである。
花色は白、黄、紅であるが青はない。
頭花は辺花と心花からなり、総苞は半球状で総苞片は多列で、
かわら重ねに状に並び、その縁はしばしば乾膜質である。
花床は平たいか、突出し、栽培のキクを除けば、
一般に付属体はない。
辺花は雄花で多くは舌状花であるが、
ときに舌状に発達しないで管状となり、先が3裂する。
心花は両性で、管状で先が5裂する。
雄しべは5個あり、花冠は筒部に合生し、
葯は合して管状となり、各葯の基部は鈍形で尾状とならない。
先には楕円形の付属体がある。雌しべの花柱は、
先がわずかに2分し、その先は切形である。
子房は下位で、果実は3稜のあるもの、三角形のもの、
円柱のものなどがあり、ときに少し扁平となったものがある。
まったく冠毛のないものがあるが、種によっては辺花の果実、
または心花の果実、あるいは全部が小冠をつける。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
花の名前( 植村猶行監修:NHK出版 )]
本属の仲間は、
キク 、
イソギク 、
マーガレット 、
ノース・ポール 、
クリサンセマム・ムルチコーレ や、
マーガレットの園芸品種の
マーガレット・ピンク・ディライト などを掲載している。
また、よく似た花に本属から分離したローダンセムム属の
ローダンセマム・ホスマリエンセ がある。