ユキノシタ ➡ ニシキギに変更(APGⅢ)
パルナッシア(ウメバチソウ)
Parnassia palustris
パルナッシア・パルストリス
( Null )
日本全土の山地や高山帯の
日当たりがよく湿った草原に自生
多年草
一・ニ枚目(右上・左)は、広島県人さんが送ってくれた花冠のマクロ画像である。 二枚ともにこの花の特徴である、10本ある雄しべの5本が3~多数に分裂し、 その先端に蜜腺があるのがよく分かる。
一枚目(右上)は、広島県人さんから、「秋の花々」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 今日は秋の花々を探しに近くの山道を車でゆっくり走って
みました。良く通る道なのですが、アケボノソウを発見しま
した。ラッキー!! 歩けばいいのですが、今日は午後から
出かけるので急いで花探しをしてきましたよ。お届けは
ウメバチソウ 、
アキノキリンソウ 、
アケボノソウ
です。』
ニ枚目(左上)も、広島県人さんが、「秋の花」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 朝晩は少し肌寒くなって、花も終わりになりそうです。
近くの山里で秋の花探しを楽しんできましたよ。
センブリ と
ウメバチソウ と
カワラナデシコ
です。かわいいでしょ。』
三枚目(左)は、野の調べさんが、
カワゴケソウ
を探しに行った時に、近くに咲いていたものである。
マクロ撮影をし、私に送ってくれたものである。ウメバチソウの特徴が鮮明に確認できる。
四枚目(左)も、野の調べさんが、「晩秋」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 枯れ葉の落ち尽した木々に冬の気配を感じます。さて、
我が家のベランダにウメバチソウの花が咲きました。一本
の茎に、一個の梅型の白い五弁の花が咲くそうです。』
ウメバチソウは、日本全土の山地や高山帯の日当たりがよく湿った草原に自生する多年草である。
8~10月ごろに径2~2.5㎝の花を茎端に一つだけつける。
コメントにもあるように、和名の「ウメバチソウ(梅鉢草)」は花形からその名前がついた。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
本属の仲間は、 シラヒゲソウ
を掲載している。
【追記】
ウメバチソウ属は、APG
体系でユキノシタ科から新設されたウメバチソウ科に変更された。
その後、APGⅢ
でウメバチソウ科は、ニシキギ科(ニシキギ目)に包含された。
なお、ニシキギ科の植物はほとんどが樹木であるが、
包含されたウメバチソウ属の植物は草本であり特殊な存在である。