NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名ショウキズイセン(鍾馗水仙)
園芸(流通)名
別名ショウキラン(鍾馗蘭)
科ヒガンバナ
属(和名属)リコリス(ヒガンバナ)
学名Lycoris aurea
ラテン語読みリコリス・アウレア
英名Golden spider lily , Golden hurricane lily
原産・分布地日本南部~中国、ビルマに自生
園芸上分類多年草(鱗茎)


 ショウキズイセンは、日本南部~中国、 ビルマに自生する鱗茎を有する多年草である。 鱗茎はヒガンバナよりやや大きい。
 10月上~中旬に開花し、 花茎のある間に大きく厚い粉緑色の葉を出す。
 花茎は30~60㎝で、頂端に鮮黄色または橙黄色の 5~10花を輪生する。花被片の縁が波うつ。
 変異が多く、九州産のものは台湾産のものより花茎が短く、 花被片が幅広で花序がより水平に広がり、 葉に光沢がある点で
区別できる。

 一枚目画像(右上)は、 Junko さんが、 「葉鶏頭です」のタイトルで、次のコメントをつけて、 私に送ってくれたものである。
 『 写真は「   葉鶏頭 」目の覚めるような色に思わず携帯で。「  白い彼岸花 」 とついでに黄色も。これは須磨離宮で。』 ということで、送ってくれた黄色の植物が、 このショウキズイセンである。

 本属の仲間は、
 ヒガンバナ 、  シロバナマンジュシャゲ 、
 ナツズイセン 、  キツネノカミソリ 、  タヌキノカミソリ 、
 リコリス・スプレンゲリ   などを掲載している。

 リコリス属は、地下部の鱗茎から、 花茎と線状または帯状の扁平な葉を根出させる。
 初夏に葉が枯れ、晩夏・早秋の候にまず花茎が地上に出現する。  葉の出現は開花と同時または直後の秋期出葉型と、 翌年の早春になる春期出葉型とに分かれる。

 花茎は中空の円筒状で頂端に数個の小さな花を散形花序につける。 各花の花被片は6個で、基部は合着して漏斗状である。
 雄しべはは6個で雌しべは花被と同じ長さかそれ以上ある。 果実は蒴果で、種子は黒褐色である。
 鱗茎には良質のデンプンを含有するが、去痰、催吐薬となるリコリンや 小児麻痺後遺症の治療薬であるガランタミンなど多くの
アルカロイドがあり有毒である。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]

  1枚目画像投稿日(投稿者:撮影地):2010.09.28 ( Junko さん:須磨離宮)
2・3枚目画像撮影日:2017.09.24

2015.07.27 First making day [3s/32si/178300]
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