NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名スイカズラ(吸葛)
園芸(流通)名
別名ニンドウ(忍冬)、キンギンカ(金銀花)
科スイカズラ
属(和名属)ロニケラ(スイカズラ)
学名Lonicera japonica
ラテン語読みロニケラ・ヤポニカ
英名Japanese honeysuckle ,
英名Gold-and-silver flower

原産・分布地日本、中国に自生
園芸上分類半常緑蔓性低木

 スイカズラは、日本、中国に自生する半常緑蔓性低木である。


 暖地では冬も落葉しないので、ニンドウ(忍冬)とよばれる。
 花は5~7月に開花し、芳香がある。 初め白色で後に黄色に変わるので、キンギンカ(金銀花)ともいう。 また、子供が花の蜜を吸うから、 あるいはおできの吸出しに利用されたからスイカズラの名がある。
 液果は黒熟し、ゴマ粒大の種子ができる。 漢方では葉や花に利尿、健胃、解熱の効きめがあるとする。
 1806年にヨーロッパに入り、よく繁茂するので蔓垣、 斜面や壁面の被覆に用い、園芸品種が多いが、アメリカでは雑草化している。

 スイカズラ属は、低木またはつる性低木で、 およそ180種が北半球に分布し、日本にも20種前後が自生している。
 常緑または落葉性でつるは右巻き、 葉は単生で対生し多くは全縁で鋭頭である。
 花は頂生または腋生の集散花序あるいは2花が対をなす頭状の花序で、 苞や合成することの多い小苞があり、ときに下位子房は癒合する。
 花冠はふつう2唇形となり5裂する。
 果実は液果で、熟せば食べられるものもあるが、 有毒のものもあるので注意が必要である。種子は数個できる。
 欧米では芳香のある花や美しい果実、 樹姿を観賞してよく栽培されているが、日本での栽培は少ない。

[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
     花の名前( 植村猶行監修:NHK出版 )]

 三枚目(左)は、左右の花の色が金色と銀色に見えるとこらからついた 別名のキンギンカ(金銀花)のイメージがよくわかる。 また、英名にもそのイメージの名がついている。


 本属の仲間は、  ツキヌキニンドウ 、  ハスカップ 、  ハニーサックル 、  ヒョウタンボク 、  チシマヒョウタンボク 、
 ロニケラ・テルマニアーナ 、  ロニケラ・ヘックロッティー  などを掲載している。

1・2枚目画像撮影日:2005.05.21
  3枚目画像撮影日:2006.05.28

2015.04.29 First making day [3s/33su/179500]
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