ヒョウタンボク(瓢箪木)
スイカズラ
ロニケラ(スイカズラ)
Lonicera morrowii
ロニケラ・モロウィー
Morrow's honeysuckle
北海道、本州、四国に分布
落葉低木
ヒョウタンボクは、北海道、本州、
四国に分布する高さ1~3mの落葉低木で、よく分枝する。
葉は短柄をもち長楕円形か卵状楕円形で長さ2.5~5㎝で短毛がある。
花は4~6月に開き、甘い香りがある。花冠は長さ1.3㎝くらいで、
初め白色で後に黄色に変わり白色と黄色の花が同時に見られるので
キンギンボクという。
果実は夏に赤く熟すが有毒である。
はやくにアメリカに入り庭木として植栽されたが、
交雑しやすく、交雑種が多く栽培されている。
本種は別名がキンギンボクであるが、本種と同じように花色が
白色と黄色の花が同時に見られるキンギンカ(スイカズラ)も同属である。
スイカズラ属は、低木またはつる性低木で、
およそ180種が北半球に分布し、日本にも20種前後が自生している。
常緑または落葉性でつるは右巻き、
葉は単生で対生し多くは全縁で鋭頭である。
花は頂生または腋生の集散花序あるいは2花が対をなす頭状の花序で、
苞や合成することの多い小苞があり、ときに下位子房は癒合する。
花冠はふつう2唇形となり5裂する。
果実は液果で、熟せば食べられるものもあるが、
有毒のものもあるので注意が必要である。
欧米では芳香のある花や美しい果実、
樹姿を観賞してよく栽培されているが、日本での栽培は少ない。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
スイカズラ属については、
スイカズラ を参照のこと。
本属の仲間は、
スイカズラ 、
ツキヌキニンドウ 、
ハスカップ 、
ハニーサックル 、
チシマヒョウタンボク 、
ロニケラ・テルマニアーナ 、
ロニケラ・ヘックロッティー
などを掲載している。
四枚目(左)は、こまさんが、私に送ってくれたものであるが、 ヒョウタンボクかチシマヒョウタンボクか判別が難しく、 とりあえずここに掲載した。