ムラサキカタバミは、南アメリカ原産の帰化植物で、
球根を有する多年草である。
観賞用に栽培したものが野生化し、道端、空き地、
庭、畑などに生育し、関東以西に多い。
茎の高さは10~30㎝である。葉は根出し、
葉柄は長く、3出複葉である。
花は根出葉の間から出る花茎が上部で分枝し、
数個の花をつける。
花径は1.5㎝くらいで、花弁は5枚で、
花色は淡紅紫色である。花弁には濃色の筋が入る。
雄しべの葯は白色である。
開花時期は、5~10月と長いこと咲き続ける。
花粉ができなので結実はしないが、
根元にできる小さな鱗茎で繁殖する。
畑に侵入ると、除草が困難な雑草となる。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
オクサリス属の解説は、
こちら である。
本属の仲間は、
カタバミ 、
ハナカタバミ 、
オオキバナカタバミ 、
サンカクバカタバミ 、
ミヤマカタバミ 、
オキザリス 、
シボリオキザリス 、
オキザリス・ディペイ 、
オキザリス・パルマ 、
オキザリス・プルプレア
などを掲載している。