キキョウ
カンパヌラ(ホタルブクロ)
Campanula portenschlagiana
カンパヌラ・ポルテンシュラギアナ
Dalmatian bellflower
ダルマチア原産
耐寒性多年草
オトメギキョウは、ダルマチア(クロアチアのアドリア海沿岸地域一帯のこと)
原産の小形の多年草で、高さ10~15㎝である。
花は茎頂につき横向きに咲く。花冠は鐘形で紫青色であるが白色もある。
開花時期は5~7月である。
日本には1925年ごろ入ってきた。
花が多くつき次々と開花する。
日本では本属の鉢物としてはもっとも多く栽培されている種である。
丈夫で作りやすく、地植えにしてもよい。
カンパヌラ属は、北半球の主として温帯から亜寒帯にかけて約250種が分布し、
とくに西アジアから地中海沿岸地方に多い。
多くは多年草であるが、一年草および二年草も少しある。
茎は直立性またはややつる状に伸び、しばしばほふく枝を出す。
多年草または二年草のものは、ふつうロゼット葉を形成し、
茎葉は互生する。葉の形は単純なものが多い。
花は茎頂または葉腋に1個つくが、総状、
穂状あるいは円錐状の花序をなしてつく。
萼筒は子房と合着し、
裂片は5個で裂片間に付属体がつくものとつかないものがある。
花冠は鐘形で先端は5裂し、多くは青色または白色である。
雄しべは5個あり、子房は3または5室で柱頭も3または5裂する。
ふつう雄ずい先熟性が見られる。蒴果を結び、多数の小さな種子を生じる。
蒴果は熟すと基部または側方に穴や透き間があいて、そこから種子をこぼす。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
本属の仲間は、
ホタルブクロ 、
イシダテホタルブクロ 、
イワギキョウ 、
モモバギキョウ 、
リンドウザキカンパヌラ 、
カンパニュラ・アルペンブルー 、
カンパニュラ・メディウム など、多くの品種を掲載している。