キキョウ
カンパヌラ(ホタルブクロ)
Campanula punctata
カンパヌラ・プンクタタ
Chinese rampion
日本各地、朝鮮半島、
中国、シベリア東部に分布
多年草
ホタルブクロは、日本各地、朝鮮半島、中国、
シベリア東部に分布し、山野に生える多年草である。
高さ50~80㎝で根出葉は長い葉柄があり、卵心形で、
茎葉は三角状卵形で無柄かやや翼があって茎を抱く。
花は葉腋に単生し、点頭して開く。
花冠は鐘形で長さ4~5㎝で、花色は白または淡紫紅色である。
萼に大きな付属体がある。
開花時期は、6~7月である。
園芸品種や種間雑種もつくられている。庭に植えられ、
茶花などに用いられる。また、若い葉は山菜として利用される。
カンパヌラ属は、北半球の主として温帯から亜寒帯にかけて
約250種が分布し、とくに西アジアから地中海沿岸地方に多い。
多くは多年草であるが、一年草および二年草も少しある。
茎は直立性またはややつる状に伸び、しばしばほふく枝を出す。
多年草または二年草のものは、ふつうロゼット葉を形成し、
茎葉は互生する。葉の形は単純なものが多い。
花は茎頂または葉腋に1個つくが、総状、穂状あるいは円錐
状の花序をなしてつく。
萼筒は子房と合着し、裂片は5個で裂片間に付属体がつく
ものとつかないものがある。
花冠は鐘形で先端は5裂し、多くは青色または白色である。
雄しべは5個あり、子房は3または5室で柱頭も3または5裂する。
ふつう雄ずい先熟性が見られる。蒴果を結び、多数の小さな
種子を生じる。蒴果は熟すと基部または側方に穴や透き間が
あいて、そこから種子をこぼす。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
花の名前( 植村猶行監修:NHK出版 )]
三枚目(左)は、広島県人さんが、「ホタルブクロ」とのタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 車で買い物帰りに、山のそばの道に白い
ホタルブクロが咲いていました。
可憐でひっそりと下を向いて・・・』
本属の仲間は、
イシダテホタルブクロ 、
イワギキョウ 、
オトメギキョウ 、
モモバギキョウ 、
リンドウザキカンパヌラ 、
カンパニュラ・メディウム 、
カンパニュラ・アルペンブルー など、
多くの品種を掲載している。