キキョウ
カンパヌラ(ホタルブクロ)
Campanula persicifolia
カンパヌラ・ペリシキフォリア
Willow bellflower , Peach-bells
ヨーロッパ、アジア西部、北アメリカ北部に分布
多年草
モモバギキョウは、ヨーロッパ、アジア西部、
北アメリカ北部に広く分布する多年草である。
株は無毛で、高さ30~100㎝となる。
ロゼットを形成し、ロゼット葉は披針形で茎葉は線状披針形である。
花は総状につき、葉腋に1~数花をやや上向きに開く。
花冠は鐘形で、径3~4㎝で花色は淡青色である。
萼片に付属体はない。開花時期は、5~7月である。
日本には1930年ごろに入っている。
画像の花は、花が白色大輪であり、園芸品種の
cv. Alba Grandiflora
(アルバ・グランディフロラ)の可能性が高い。
カンパヌラ属は、北半球の主として温帯から亜寒帯にかけて約250種が分布し、
とくに西アジアから地中海沿岸地方に多い。
多くは多年草であるが、一年草および二年草も少しある。
茎は直立性またはややつる状に伸び、しばしばほふく枝を出す。
多年草または二年草のものは、ふつうロゼット葉を形成し、
茎葉は互生する。葉の形は単純なものが多い。
花は茎頂または葉腋に1個つくが、総状、
穂状あるいは円錐状の花序をなしてつく。
萼筒は子房と合着し、
裂片は5個で裂片間に付属体がつくものとつかないものがある。
花冠は鐘形で先端は5裂し、多くは青色または白色である。
雄しべは5個あり、子房は3または5室で柱頭も3または5裂する。
ふつう雄ずい先熟性が見られる。蒴果を結び、多数の小さな種子を生じる。
蒴果は熟すと基部または側方に穴や透き間があいて、そこから種子をこぼす。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
花の名前( 植村猶行監修:NHK出版 )]
本属の仲間は、
ホタルブクロ 、
イシダテホタルブクロ 、
イワギキョウ 、
オトメギキョウ 、
リンドウザキカンパヌラ 、
カンパニュラ・アルペンブルー 、
カンパニュラ・メディウム
など、多くの品種を掲載している。