NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名キモッコウバラ(黄木香薔薇)
園芸(流通)名
別名
科バ ラ ( バ ラ 亜科)
属(和名属)ロ サ( バ ラ )
学名Rosa banksiae cv. Lutea
ラテン語読みロサ・バンクシアエ(園芸品種)ルテア
英名Banksia rose
原産・分布地園芸品種
園芸上分類半常緑低木

 キモッコウバラは、モッコウバラの園芸品種である。
 一季咲きで、花径が約2㎝の小輪である。 樹形はつる性で、樹高は3.5m程度である。
 学名の異名は、 Rosa banksiae lutea であり、 この場合は、園芸品種扱いではない。
 1824 年ごろ John Damper Parks によりイギリスへ持ち込まれ、広まったとされている。
 キモッコウバラは、黄色の小輪花を大房で咲かせ、花つきがとてもよく、 花もちもよく、かすかな香りがある。
 極早咲きで、モッコウバラよりも5~7日程度早く、 関東地方以西の平地では4月中旬からゴールデンウィークごろに開花する。
 枝は細くしなやかで、刺が無い。勢いよく伸び出したシュート(新梢)は、 弓状に下垂しながら分枝を繰り返し、主に細い枝先を中心に花を咲かせる。
 下垂する枝のラインを生かす場合は、生育時に適時誘引しながら、 その後に伸びる枝を放置するとよい。
 半常緑性で、温暖な地域では冬に落葉しにくい。
 樹勢がとても強いが、モッコウバラに比べると初期生育は遅い。
 耐病性に強く、初心者でも育てやすい強健種だが、 厳しい寒さには弱いので、寒冷地では注意が必要である。

[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
     花の名前(植村猶行監修:NHK出版)]

 本ページの作成当初 (2015.10) は、 園芸植物大事典に基ずき「モッコウバラ」としていたが、 バラ大図鑑に基ずき、写真のような黄色のものを 「キモッコウバラ」とし、白色のものを 「モッコウバラ」と区別することとした。

 本属の仲間は、
 バラ 、  ハマナス 、  シロバナハマナス 、
 ノイバラ 、  ツクシイバラ 、  ナニワイバラ 、
 サンショウバラ 、  ロサ・ウィローサ  などを掲載している。


 四枚目(左)は、 Junko さんが、 「公園の花」のタイトルで、次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
 『 近所を散策して撮って来ました。
  八重桜がまだまだ見ごろでとってもキレイでした。
  黄色い花はモッコウバラ? と思いますが・・・
  どうかしら?』

 モッコウバラ [ Rosa banksiae banksiae ] は、バラの原種の一つであり、1807 年にWilliam Kerr により中国広東省の近くで発見された。 性質はキモッコウバラとほとんど同じであるが、花首がやや長く、開かずに落ちる蕾があることと、 初期生育が早いので、若苗時の花つきがやや不安定なことが異なる。
 本来の野生タイプで中国西部に自生する一重咲きの「ロサ・バンクシアエ・ノルマリス [ Rosa banksiae var. normalis ]」 があり、少量の刺がある以外の性質はモッコウバラとほぼ同等である。
[ 引用 : バラ大図鑑(NHK出版発行)]


1~3枚目画像撮影日:2004.04.29
  4枚目画像投稿日(投稿者):2006.04.23 ( Junko さん)
  5枚目画像撮影日:2007.04.21

2015.10.16 First making day [2k/22ki/144600]
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