NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名ハマナス(浜茄子)
園芸(流通)名
別名ハマナシ(浜梨)
科バ ラ ( バ ラ 亜科)
属(和名属)ロ サ( バ ラ )
学名Rosa rugosa
ラテン語読みロサ・ルゴーサ
英名Japanese rosa ,
英名Ramanas rosa , Turkestan rosa

原産・分布地東アジアに分布
園芸上分類落葉低木

 ハマナスは、東アジアの温帯、亜寒帯に分布する落葉低木である。 日本では、本州の鳥取県以北と茨城県以北と北海道に、さらに千島、 カムチャツカ、サハリン、朝鮮半島以北などの海岸に自生している。 よく分枝し、枝は太くて細い刺と太く扁平な刺が混生する。
 葉の上面は無毛であるが、下面や葉柄、若枝には短い軟毛が密生する。 小葉は7~9個で、やや同形同大で、 長楕円形または倒卵形で鈍頭または円頭である。
 開花時期は、6~8月ごろで比較的長く、 径6~9㎝の濃桃色5弁花を枝頂に1~3個つける。 1輪から5輪の房になる。花もちは1~2日程度である。
 果実は径約2㎝で球形で8~10月ごろ紅熟する。
 接ぎ木苗の深植えや、実生苗、 さし木苗はサッカーで広がるので注意が必要である。 サッカーは見つけしだい除去すること。 接ぎ木苗は枝が伸び、こんもりとした株になる。
 花柄を残せば大きな実がつくが、 平地では熟期が夏なので秋までもたない。耐暑性はやや弱い。
 サッカーとは、地中の水平に伸びる根から生ずるシュートのことであり、 接ぎ木苗では、台木から発生することもある。吸枝ともいう。  

 一枚目(右上)は、おばごりさんが、「ドライブでパチリ」 のタイトルで、私に送ってくれたものである。


 二枚目(左)は、 Junko さんが、 『 先日明石海峡大橋の袂で撮った『ハマナス』を。』 とのコメントをつけて、私に送ってくれたものである。


 三枚目(左)は、こまさんが、「こんばんは!」のタイトルで、 次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
 『 グリーンベルトに植えてある「ハマナス」が
  咲きはじめました。』

 ハマナスは、赤いバラの原種とされており、 1845年にツンベリーによってヨーロッパへ紹介された後に、 ティーローズなどの園芸バラの系統と交配されて、 多くの園芸品種が作り出された。

[ 引用 : バラ大図鑑(NHK出版発行)&
     園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )]

 

 ハマナスの学名には異名が多くあり、 [ Rosa rugosa var. ferox ] 、  [ Rosa rugosa var. thumbergiana ] 、
 [ Rosa ferox ] 、 [ Rosa kamtschatica ] 、  [ Rosa kamtschatica var. ferox ] などがある。

 バラ属については、  バラ  を参照のこと。

 本属の仲間は、  バラ 、  シロバナハマナス 、  キモッコウバラ 、  ノイバラ 、  ツクシイバラ 、  ナニワイバラ 、
 サンショウバラ 、  ロサ・ウィローサ  などを掲載している。

1枚目画像投稿日(投稿者):2004.06.11(おばごりさん)
2枚目画像投稿日(投稿者):2006.07.11 ( Junko さん)
3枚目画像投稿日(投稿者):2008.07.02(こまさん)
4枚目画像撮影日(場所):2006.05.21 (花フェスタ記念公園[岐阜県可児市])

2015.08.06 First making day [6h/61ha/241800]
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