NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名サンショウバラ(山椒薔薇)
園芸(流通)名
別名
科バ ラ ( バ ラ 亜科)
属(和名属)ロ サ( バ ラ )
学名Rosa hirtula
ラテン語読みロサ・ヒルツラ
英名( Null )
原産・分布地富士・箱根山地のみに自生
園芸上分類落葉低木


 サンショウバラは、富士・箱根の山地にのみ自生する 大形の落葉低木である。樹高は、5~6mにもなる。 枝は強くてやや稲妻形に曲がり、よく分枝する。
 樹皮は、淡褐色で扁平な棘をつける。幼枝は灰白色である。 葉は9~19小葉からなり、小葉は幅の狭い長楕円形で鋭先頭である。
 小葉の枚数が多く、サンショウの葉に似ているところから和名がつけられた。
 花は、5月に新梢の先に単生する。 花弁は5枚で淡紅色である。花径は5~6㎝である。
 ほかのバラと異なり、枝はシュート(新梢) が発生しにくく木質化し、中木に生育する。
 古い幹は樹皮がはがれ、白い幹肌が現れる。若木のうちは徒長枝が多いが、 年数とともに淡枝が増え、花つきが安定する。
 果実は、扁球形で全面に棘があり、熟すと褐色になる。
 庭木としてとくに日本庭園に向く。

[ 引用 : バラ大図鑑(NHK出版発行)&
     園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )]


 花フェスタ記念公園の名板にも記されているように、 本種はバラの原種のひとつで日本固有の品種である。
 名板の学名は、 Rosa roxburghii hirtula となっているが、 ここでは私の図鑑に基づき Rosa hirtula を採用した。

 本属の仲間は、  ハマナス 、  シロバナハマナス 、
 バラ 、  キモッコウバラ 、  ツクシイバラ 、  ノイバラ 、
 ナニワイバラ 、  ロサ・ウィローサ  などを掲載している。

 この仲間の中で、バラ、キモッコウバラ以外は、 今日の園芸バラの元となった品種ばかりである。



1~3枚目画像撮影日(場所):2006.05.21
      (花フェスタ記念公園[岐阜県可児市])

2015.08.13 First making day [3s/31sa/169100]
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